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とが・める【咎める】🔗⭐🔉
とが・める【咎める】
[一]〔他下一〕[文]とが・む(下二)
①気にかける。取り立てて気にする。土佐日記「人の程にあはねば―・むるなり」
②取り立てて言う。万葉集18「針袋帯び続けながら里ごとにてらさひ歩けど人も―・めず」。源氏物語橋姫「似つかはしからぬ袖の香を、人ごとに―・められめでらるるなむ、なかなか所せかりける」
③取り立てて問いただす。責める。非難する。万葉集4「わがするわざを―・めたまふな」。源氏物語胡蝶「限りなく、底ひ知らぬ志なれば、人の―・むべきさまにはよもあらじ」。法華義疏長保点「審つばひらかに思はずして妄みだりがわしく仏を咎トカメタリ」。「過ちを―・める」
[二]〔自下一〕
①傷・腫物などが刺激を受けて悪化する。痛む。ヘボン初版「キズガトガメル」
②悪い事をして心に痛みを感じる。「気が―・める」
広辞苑 ページ 14029 での【咎める】単語。