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○時と場合ときとばあい🔗🔉

○時と場合ときとばあい その時その時の事態。その時期と場所柄。「―に応じて適宜の処置をとる」 ⇒とき【時】 とき‐どり時取り】 ①あらかじめ時刻を定めること。日葡辞書「トキドリヲスル」 ②時間を計ること。浮世草子、好色盛衰記「ざつとあそびて―をして又立帰る浪の上」 とき‐な・う時なふ‥フ 〔自四〕 時節によくかなう。時機に相応する。医心方天養点「心志を和順にして飲食を節トキナヘヨとき‐なか時半・時中】 一時いっときのなかば。はんとき。今の1時間。大鏡師輔「さて―ばかりありてぞ」 とき‐なし時無し】 ①いつと定まった時がないこと。いつもあること。また、そのもの。時知らず。万葉集12「朝霜の消ぬべくのみや―に思ひ渡らむ息の緒にして」 ②時無し大根の略。 ⇒ときなし‐だいこん【時無し大根】 とき‐な・し時無し】 〔形ク〕 ①いつときまった時がない。時を定めない。いつものことである。万葉集4「間なく―・し我が恋ふらくは」 ②失意の境遇にある。不遇である。今鏡「身の―・かりしを」 ときなし‐だいこん時無し大根】 (四時、収穫することができるからいう)ダイコンの一品種。早春から晩秋まで栽培できる。 ⇒とき‐なし【時無し】 とき‐なら‐ず時ならず】 その時ではない。時節はずれである。思いがけない。万葉集2「悔くやしみか思ひ恋ふらむ―過ぎにし子らが朝露のごと夕霧のごと」 とき‐なら‐ぬ時ならぬ】 その時節ではない。思いもよらない。「―雪」「―訪問」→時ならず とき‐な・る時成る】 〔自四〕 時刻が来る。時節が到来する。転じて、栄える。宇津保物語国譲中「亥の時に御はらへ―・りぬと申す」。宇津保物語嵯峨院「いと―・る人々多くさぶらふなれば」

広辞苑 ページ 14042 での○時と場合単語。