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ところ‐せ・し【所狭し】🔗🔉

ところ‐せ・し所狭し】 〔形ク〕 ①場所が狭い。いっぱいになっている。源氏物語関屋「女車多く―・うゆるぎ来るに日たけぬ」 ②身うごきができない。気づまりである。窮屈だ。宇津保物語初秋「ことなる―・き御前もなくて」 ③堂々としている。重々しい。枕草子97「さるおほのかなるものは―・くやあらん」 ④大げさである。ぎょうぎょうしい。堤中納言物語「ただ近き所なれば、車は―・し」 ⑤煩わしい。面倒である。源氏物語玉鬘「和歌の髄脳いと―・う」 ⑥厄介である。困る。源氏物語末摘花「雨降り出でて―・くもあるに」

広辞苑 ページ 14133 での所狭し単語。