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と・じる【閉じる】トヂル🔗🔉

と・じる閉じるトヂル [文]と・づ(上二) [一]〔自上一〕 ①ふさがる。しまる。源氏物語明石「うちに参り給ふ上達部などもすべて道―・ぢて政事もたえてなむ侍る」。「門が―・じる」「花が―・じる」 ②とじこもる。こもる。式子内親王集「今はわれ松の柱の杉の庵に―・づべきものを苔ふかき袖」 ③こおる。こおりつく。紫式部集「―・ぢたりし上の薄氷うすらい」 ④終りになる。終わる。「開校以来100年の歴史が―・じる」 [二]〔他上一〕 ①おおいふさぐ。とざす。しめる。源氏物語夕霧「まだ夕暮の、霧に―・ぢられて内は暗くなりにたる程なり」。「本を―・じる」「門を―・じる」 ②とじこめる。源氏物語帚木「淋しくあばれたらん葎の門に思ひの外にらうたげならん人の―・ぢられたらむこそ」 ③(「噤じる」とも書く)口・目などを開かない。つむる。つぐむ。源氏物語末摘花「われさへ口―・ぢたる心地し給へど」 ④終りにする。終える。「会を―・じる」「店を―・じる」

広辞苑 ページ 14168 での閉じる単語。