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○年寄の冷水としよりのひやみず🔗🔉

○年寄の冷水としよりのひやみず (体の衰えた老人が生水を飲むことから)老人に不似合な危ういことをするたとえ。また、老人が差し出たふるまいをすることにいう。 ⇒とし‐より【年寄】 としより‐ぼね年寄骨】 老人の骨格。老人のからだ。浄瑠璃、国性爺合戦「―にりきみを出しふみとどまつて命かぎり」 ⇒とし‐より【年寄】 としより‐やく年寄役】 ①(→)年役としやくに同じ。 ②金座の役名。地金品位の鑑定および金座の総取締りをなし、兼ねて本金・試金石の保管をした者。 ⇒とし‐より【年寄】 とし‐よ・る年寄る】 〔自五〕 年をとる。老いる。徒然草「―・るまで、石清水を拝まざりければ」。「―・った両親」 とし‐よわ年弱】 ①数え年で年齢をいう場合、一年の後半に生まれたこと。また、その人。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「此のお子は三つなれど、―でござんすわい」↔としづよ。 ②年少であること。若いこと。弱年じゃくねんとし‐よわい年齢‥ヨハヒ ねんれい。源氏物語行幸「積り侍る―にそへて」 どしり 重い物がおちたりぶつかったりする音。また、そのさま。どしん。「―と重みがかかる」 と・じる閉じるトヂル [文]と・づ(上二) [一]〔自上一〕 ①ふさがる。しまる。源氏物語明石「うちに参り給ふ上達部などもすべて道―・ぢて政事もたえてなむ侍る」。「門が―・じる」「花が―・じる」 ②とじこもる。こもる。式子内親王集「今はわれ松の柱の杉の庵に―・づべきものを苔ふかき袖」 ③こおる。こおりつく。紫式部集「―・ぢたりし上の薄氷うすらい」 ④終りになる。終わる。「開校以来100年の歴史が―・じる」 [二]〔他上一〕 ①おおいふさぐ。とざす。しめる。源氏物語夕霧「まだ夕暮の、霧に―・ぢられて内は暗くなりにたる程なり」。「本を―・じる」「門を―・じる」 ②とじこめる。源氏物語帚木「淋しくあばれたらん葎の門に思ひの外にらうたげならん人の―・ぢられたらむこそ」 ③(「噤じる」とも書く)口・目などを開かない。つむる。つぐむ。源氏物語末摘花「われさへ口―・ぢたる心地し給へど」 ④終りにする。終える。「会を―・じる」「店を―・じる」 と・じる綴じるトヂル 〔他上一〕[文]と・づ(上二) ①重ねて一つにつづり合わせる。一つに縫いつける。能因本枕草子なまめかしきもの「薄様の草子、村濃の糸してをかしく―・ぢたる」。「新聞を―・じる」「こよりで―・じる」 ②溶いた卵で煮物などの材料をまとめる。 どじ・るドヂル 〔自五〕 (「どじ」を動詞化した語)失敗する。へまをする。「肝心な所で―・る」 とし‐わか年若】 年齢の若いこと。また、その人。若年。好色一代女5「ぼんさま四十斗―にして」。「童顔のため―に見られる」 とし‐わすれ年忘れ】 (その年の苦労を忘れる意)年の暮に催す会合。忘年会。〈[季]冬〉。好色一代男7「―三十日はこれに御契約」 とし‐わり年割】 年々に割り当てること。

広辞苑 ページ 14168 での○年寄の冷水単語。