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と・ぶ【飛ぶ・跳ぶ】🔗🔉

と・ぶ飛ぶ・跳ぶ】 〔自五〕 ①大地から離れ空に上がる。高く舞いあがる。空中を移動する。古事記「天―・ぶ鳥も使そ」。万葉集4「真土山越ゆらむ君は黄葉もみちばの散り―・ぶ見つつ」。新古今和歌集「蛍―・ぶ野沢に茂る葦のねの」。「―・び来る弾をかいくぐる」「滴が―・ぶ」 ②空中にはねる。跳躍する。平家物語11「能登殿は早業や劣られたりけん、やがて続いても―・び給はず」。「溝を―・ぶ」 ③空中を通り、離れた所に達する。動き出す時の強い力で遠い所までゆく。「球は場外まで―・んだ」「野次が―・んだ」 ④順序を経ないで、間をこして先へ進む。「ページが―・んでいる」「話がとんでもない所に―・んだ」 ⑤急いで行く。急行する。枕草子95「追ひてゆけど、すのもとにとまりて見たる心地こそ、―・びも出でぬべきここちすれ」。「記者が現場へ―・ぶ」 ⑥走る。 ⑦世間にひろがる。世間に伝わる。「デマが―・ぶ」 ⑧行方をくらまして遠くへ逃亡する。「犯人は海外へ―・んだらしい」 ⑨消え失せる。「ボーナスの半分が―・ぶ」 ◇広く一般には「飛」、足ではね上がる、はねて越える場合には多く「跳」を使う。 ⇒飛んで火に入る夏の虫

広辞苑 ページ 14261 での飛ぶ単語。