複数辞典一括検索+

○流れに耳を洗うながれにみみをあらう🔗🔉

○流れに耳を洗うながれにみみをあらう けがれたことを聞いた後で、耳を洗い清める。俗事にかかわらないようにすることのたとえ。→箕山きざんの志(「箕山」成句) ⇒ながれ【流れ】 ながれ‐の‐おんな流れの女‥ヲンナ 遊女。ながれめ。浄瑠璃、曾我会稽山「身こそ賤しき―と成りたれども」 ⇒ながれ【流れ】 ながれ‐の‐さと流れの里】 遊女のいる里。遊里。 ⇒ながれ【流れ】 ながれ‐の‐すえ流れの末‥スヱ ①流れて行く末の方。 ②流れを継ぐ後世の人。末流。謡曲、養老「―のわれらまで」 ⇒ながれ【流れ】 ながれ‐の‐ひと流れの人】 遊女。浄瑠璃、心中天の網島「―の此の後は絶えて心中せぬやうに」 ⇒ながれ【流れ】 ながれ‐の‐み流れの身】 遊女。遊女の境遇。 ⇒ながれ【流れ】 ながれ‐の‐みち流れの道】 遊女の稼業。また、遊女の世界。好色一代女6「―ある程は立てつくして」 ⇒ながれ【流れ】 ながれ‐はふ流破風】 屋根の流れの前方を後方よりも長くした破風。 ⇒ながれ【流れ】 ながれ‐ひざ流れ膝】 足を横に出してすわること。横座り。 ⇒ながれ【流れ】 ながれ‐びと流れ人】 水死人。流れ仏。 ⇒ながれ【流れ】 ながれ‐ぶね流れ船】 水流に従って流れくだる船。 ⇒ながれ【流れ】 ながれ‐ぼし流れ星】 ①⇒りゅうせい。〈[季]秋〉 ②馬の額から鼻上に延びた白毛斑。星月ほしづき⇒ながれ【流れ】 ながれ‐ぼとけ流れ仏】 水死人。海にただよう溺死体。漁民はこれに遭遇すると大漁があるといって喜び、厚くとむらう習俗があった。御霊神ごろうじ⇒ながれ【流れ】 ながれ‐め流れ女】 遊女。うかれめ。 ⇒ながれ【流れ】 ながれ‐も流れ藻】 藻類、特にホンダワラなどの断片が、団塊をつくって海面を漂流するもの。稚魚や小動物が寄りつき、それを餌とする魚類が集まる。 流れ藻 撮影:関戸 勇 ⇒ながれ【流れ】 ながれ‐もち流れ餅】 「川浸かわびたり餅」のこと。 ⇒ながれ【流れ】 ながれ‐もの流れ物】 ①不用となった物。 ②質流れとなった物。 ⇒ながれ【流れ】 ながれ‐もの流れ者】 土地から土地へと流れ歩く者。渡り者。「―の芸者」 ⇒ながれ【流れ】 ながれ‐や流れ矢】 目標をそれて飛ぶ矢。それや。狐矢きつねや⇒ながれ【流れ】 ながれ‐やき流れ焼】 刀身の焼に水の流れのような象かたちのあるもの。 ⇒ながれ【流れ】 ながれやま流山】 千葉県北西部の市。もと江戸川の河港。味醂みりん醸造で有名であった。近年都市化が進行。人口15万3千。 ながれ‐ゆ・く流れ行く】 〔自五〕 ①流れてゆく。 ②流転してゆく。 ③流人となって行く。大鏡時平「―・くわれは水屑みくずとなりはてぬ」 なが・れる流れる】 〔自下一〕[文]なが・る(下二) ➊液体が低い方へ移動する。 ①液体が移り動く。万葉集6「いはばしりたぎち―・るる泊瀬川絶ゆることなく又も来て見む」。「水が―・れる」「川が―・れる」 ②降る。散り落ちる。万葉集5「わが苑に梅の花散るひさかたの天より雪の―・れ来るかも」 ③したたる。万葉集3「吾妹子が植ゑし梅の木見るごとに心咽せつつ涙し―・る」。竹取物語「くらもちの皇子血の―・るるまで調ぜさせ給ふ」。日葡辞書「アセガナガルル」 ④浮かんで液体とともに移って行く。万葉集10「飛鳥川もみち葉―・る葛城の山の木の葉は今し散るらむ」。日葡辞書「フネガナガルル」。「橋が―・れる」 ➋ものが移り動く。 ①次第に移ってゆく。過ぎてゆく。古今和歌集「昨日といひ今日と暮してあすか川―・れて早き月日なりけり」。「歳月が―・れる」「電気が―・れる」 ②次第に広がってゆく。万葉集10「春霞―・るるなへに青柳の枝啄ひ持ちて鶯鳴くも」。「霧が―・れる」 ③次第に広まる。流布する。伝播する。万葉集2「妹が名は千代に―・れむ姫島の小松が末うれに蘿こけすまでに」。三宝絵詞「仏法東に―・れて我国にとどまれるを」。「浮名が―・れる」「店内に曲が―・れる」 ④順々に次へめぐる。源氏物語行幸「かはらけ数多たび―・れ、皆酔ひになりて」 ⑤生きながらえる。古今和歌集「白河のしらずともいはじ底清み―・れてよよにすまむと思へば」 ⑥さすらう。漂泊する。「他国を―・れあるく」 ⑦その方に傾く。はしる。「怠惰に―・れる」 ➌移動によって無効になる。 ①流産する。 ②質物を受け出す期限が過ぎて所有権がなくなる。醒睡笑「倉の内にいかなる河のあるやらん我がおく質の―・れぬはなし」 ③やめになる。成立しない。「会議が―・れる」 ④力が入らない。すわらない。狂言、悪坊「ああ、使はうとは思へども、酒に酔うたによつて、脛が―・れて使はれぬ」。「足が―・れて土俵に倒れる」 ⑤それる。はずれる。「矢が―・れる」 ⇒流れる水は腐らず

広辞苑 ページ 14589 での○流れに耳を洗う単語。