複数辞典一括検索+

○投所を見たら落所を見るななげどをみたらおちどをみるな🔗🔉

○投所を見たら落所を見るななげどをみたらおちどをみるな その起りを知ったら、結果まで追求してはならない。物事はほどほどにするのがよい。 ⇒なげ‐ど【投所】 なけ‐なく‐に無けなくに】 (ナケは形容詞ナシの古い未然形、ナクは否定の助動詞ズのク語法)ないのではないのに。万葉集1「すめ神のつぎて賜へる吾―」 なけ‐なし あるかないかわからないぐらいであること。ほとんど無いこと。浮世風呂2「―の一張羅を着殺しに着切つて」。「―の金をはたく」 なげ‐なわ投げ縄‥ナハ 先端を輪の形に結び、投げて動物などを捕らえるなわ。また、それを投げること。 ⇒なげなわ‐ぐも【投縄蜘蛛】 なげなわ‐ぐも投縄蜘蛛‥ナハ‥ コガネグモ科のうち、粘性の球をつけた糸を、投げ縄のように振り回して虫を捕らえる一群のクモの総称。 ⇒なげ‐なわ【投げ縄】 なげ‐に投荷(→)「うちに(打荷)」に同じ。 なげ‐の‐あわれ無げのあはれ‥アハレ うわべだけの同情。源氏物語若菜上「横さまの人の―をもかけ」 なげ‐の‐いらえ無げの答‥イラヘ 心のこもらない返事。うわのそらの返事。源氏物語椎本「―をだにせさせ給はず」 なげ‐の‐ことば無げの言葉】 真心のこもらない言葉。口先ばかりの言葉。なげのことのは。源氏物語匂宮「はかなく―を散らし給ふあたりも」 なげ‐の‐すさみ無げの遊み】 かりそめのたわむれ。源氏物語宿木「―に物をも言ひふれ」 なげ‐の‐なさけ無げの情け】 本心からでない情け。ちょっとした好意。紫式部日記「―つくらまほしう侍り」 なげ‐はた投畑】 山腹などを焼いて雑穀の種を投げ蒔きするところ。 なげ‐びや投火箭】 投射する火矢。〈日葡辞書〉 なげ‐ぶし投節】 江戸前期の流行唄はやりうた。京都島原の遊女河内が歌い始めたといい、歌の末を「やん」と投げて歌った。のちに長唄や浄瑠璃などの三味線音楽で、廓くるわの情景を表す旋律型として用いられた。 なげ‐ぶみ投文】 投げ込んだ手紙。 なげ‐ぼう投棒‥バウ 逃走する者の後ろから、その両脚の間へ棒を投げ入れてころばすこと。また、その棒。 なけ‐む無けむ】 (形容詞ナシの古い未然形ナケに推量の助動詞ムの付いた語)ないだろう。万葉集4「間も―」 なげ‐もの投げ物】 (取引用語)投売りの品物。買方が投げた売物。 ⇒なげもの‐いちじゅん【投げ物一巡】 なげもの‐いちじゅん投げ物一巡】 投げ物が一通り出尽くし、それ以上出ず、相場もそれ以上は下がらない状態。 ⇒なげ‐もの【投げ物】 なげ‐や投矢・投箭】 弓につがえないで投げ放つ矢。一説に、万葉集の「投矢(箭)」はナグヤと訓む。万葉集13「君が佩ばしし―し思ほゆ」 なげ‐やり投げ遣り】 ①投げて与えること。 ②投げすてておくこと。結果はどうなってもかまわないと、無責任な態度であること。「―な態度」 なげ‐やり投槍】 敵に投げつける短い柄の槍。 なげ‐や・る投げ遣る】 〔他五〕 ①投げてやる。投げて与える。 ②投げすてておく。なげやりにする。 な・ける泣ける】 〔自下一〕[文]な・く(下二) 自然に泣かれる。万葉集10「ひさかたの天の河原にぬえ鳥のうら―・けましつすべなきまでに」。「―・ける話」 な・げる投げる】 〔他下一〕[文]な・ぐ(下二) ①(手に持って)遠くへほうる。万葉集8「礫たぶてにも―・げ越しつべき天の川隔てればかもあまた術すべなき」。万葉集13「―・ぐる箭の遠さかり居て」。源氏物語東屋「ただ荒らかなる東絹どもを、おしまろがして―・げ出でつ」。「ボールを―・げる」 ②柔道・相撲などで、腕・腰の力で相手を倒す。 ③身をほうり出す。また、飛びこんで自殺をはかる。源氏物語蜻蛉「俄かに消え失せにけるを、身―・げたるなめりとてこそ」。平家物語10「五体を地に―・げ、発露啼泣し給ひしかば」。天草本平家物語「昔から夫に後るるたぐひ多いと申せども…目の前に身を―・ぐることはありがたいためしぢや」。「椅子に背を―・げる」 ④すべきことを途中でほうりだす。あきらめる。棄権する。「今度の試験は―・げた」「匙さじを―・げる」 ⑤物を捨てる。 ⑥(取引用語)買方が相場下落を見越して、高値買付の株を争って安価で売る。 なげ‐わざ投げ業・投げ技】 相撲すもう・柔道・レスリングなどで、相手を投げる技。→なげ なげ‐わたし投渡し】 ①(→)「歩み板」4に同じ。 ②(→)桁橋けたばしに同じ。 ⇒なげわたし‐いた【投渡し板】 なげわたし‐いた投渡し板】 投げ渡した板。船から岸にかけ渡すなどして通行の便をはかる板。 ⇒なげ‐わたし【投渡し】 なげ‐わた・す投げ渡す】 〔他五〕 ①投げて渡してやる。 ②投げかけるように簡略にかけ渡す。 な‐ご名子】 中世・近世、一般農民より下位に置かれ、主家に隷属して労役を提供した農民。被官ひかん・家抱けほう・作り子の類。地域によっては近代まで残存。→名子親 なご名護】 沖縄本島中部西岸の市。海岸は沖縄海岸国定公園に指定。名護城跡は緋寒桜の名所。人口5万9千。 なこうど仲人・媒ナカウド (ナカビトの音便)なかに立って橋渡しをする人。主として結婚の媒介をする人。媒妁ばいしゃく人。落窪物語2「誰が―してしはじめしぞ」。「―を頼まれる」 ⇒なこうど‐おや【仲人親】 ⇒なこうど‐ぐち【仲人口】 ⇒なこうど‐さわぎ【仲人騒】 ⇒仲人は宵の口 なこうど‐おや仲人親ナカウド‥ 媒酌人のこと。杯親さかずきおや⇒なこうど【仲人・媒】 なこうど‐ぐち仲人口ナカウド‥ 仲人が縁談をまとめるために、ほどよくとりなしていうことば。多くは、あてにならないことにいう。桂庵口けいあんぐち⇒なこうど【仲人・媒】 なこうど‐さわぎ仲人騒ナカウド‥ 仲人の仲裁を要するほどの夫婦喧嘩。 ⇒なこうど【仲人・媒】

広辞苑 ページ 14616 での○投所を見たら落所を見るな単語。