複数辞典一括検索+
○名に聞くなにきく🔗⭐🔉
○名に聞くなにきく
うわさに聞く。音にきく。土佐日記「まことにて―ところ羽根ならば飛ぶがごとくに都へもがな」
⇒な【名】
なに‐くそ【何糞】
〔感〕
自分の気持を奮い立たせる時に発する語。「―、負けてたまるか」
なに‐くれ【何くれ】
(人や事物を明示せずに、列挙する場合にいう)だれかれ。何やかや。あれこれ。源氏物語葵「山の座主、―やむ事なき僧ども」。「―と面倒をみる」
⇒なにくれ‐と‐なく【何くれと無く】
なにくれ‐と‐なく【何くれと無く】
何と定まったこともなく、いろいろと。なにやかやと。「―世話をやく」
⇒なに‐くれ【何くれ】
なに‐くわぬ‐かお【何食わぬ顔】‥クハヌカホ
何も知らないといった顔。そしらぬ顔。「―で嘘うそをつく」
なにげ‐な・い【何気無い】
〔形〕[文]なにげな・し(ク)
これといった特別の意図もない。特に注意せず、関心を示さない。さりげない。「―・く空を仰ぐ」「―・い風ふうをよそおう」
なにげ‐に【何気に】
「何気無い」の連用修飾の形として「何気無く」「何気無しに」というところを、1980年代から、誤って使われ始めた語形。
なに‐ごこち【何心地】
①どんな気持。古今和歌集別「惜しむから恋しきものを白雲の立ちなむのちは―せむ」
②どんな病気。源氏物語東屋「―ともおぼえ侍らず、ただいと苦しく侍り」
なに‐ごころ【何心】
どういう心。どういう考え。源氏物語若紫「―ありて海の底まで深う思ひ入るらむ」
⇒なにごころ‐な・い【何心無い】
なにごころ‐な・い【何心無い】
〔形〕[文]なにごころな・し(ク)
何の気もない。無心だ。なにげない。源氏物語空蝉「若き人は―・くいとようまどろみたるべし」
⇒なに‐ごころ【何心】
なに‐ごと【何事】
①何ということがら。どんなことがら。万葉集10「妹と吾と―あれそ紐解かずあらむ」。「―が起こったか」
②あらゆることがら。何もかも。万事。源氏物語桐壺「―の儀式をももてなし給ひけれど」。「―も我慢が大事」
③とがめる気持などにいう。なんとしたこと。源氏物語若紫「―ぞや、わらはべと腹だち給へるか」。「その醜態は―だ」
④(不定のことがらを指していう)なになに。徒然草「―の式といふことは後嵯峨の御代までは言はざりけるを」
なに‐さ【何さ】
〔感〕
相手の言動に反発して言う語。主に女性が用いる。「―、言い訳ばかりして」
なに‐さま【何様】
[一]〔名〕
①どういうふう。どのよう。太平記10「傍輩―腹切討死してみゆるか」
②(多くの皮肉や反語に用いる)たれそれ様といった高貴な人。名門の出。「―ではあるまいし」
[二]〔副〕
いかにも。なるほど。まったく。義経記5「音声の聞き事かな。―只人にてはなし」。「―かなわぬ」
なに‐ざま【何方】
どういう方面。源氏物語末摘花「―の事ぞ」
広辞苑 ページ 14692 での【○名に聞く】単語。