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ね【根】🔗🔉

】 ①(地・土の意を表す「な」の転か)水分・養分を吸収し、体を支持する高等植物の栄養器官。ふつう地下にあり、若い部分には無数の根毛を生じ、これで養分・水分を吸収する。特殊な変形として気根(マングローブなど)や貯蔵根(ダリア・サツマイモなど)のほか、付着根・寄生根などがある。 ②立ち、または生えている物が他の物に付く部分。もと。ねもと。万葉集13「岩が―のこごしき道の」。「歯の―」 ③地の中。地下。「―の国」 ④事のおこるもと。物事の元をなす部分。徒然草「愛着の道、その―深く」。「悪の―」 ⑤海底などの岩礁のあるところ。釣りなどでいう。「―掛り」 ⑥腫物はれものの下部の固い部分。 ⑦心の底。 ⑧人の本性。生れつき。「―は正直者」「―が明るい」 ⑨名詞の下に添えて、地に生えている意を表す語。「垣―」 ⑩鏃やじり。矢の根。 ⇒根に持つ ⇒根も葉もない ⇒根を下ろす ⇒根を切る ⇒根を差す ⇒根を断って葉を枯らす ⇒根を生やす ⇒根を張る

広辞苑 ページ 15189 での単語。