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の‐れん【暖簾】🔗🔉

の‐れん暖簾】 (古くはノンレン・ノウレンとも) ①軒先に張って日よけとする布。もと禅家で冬季の隙間風を防ぐのに用いた垂れ幕。江戸時代以降、商家では屋号などを染め抜いて商業用とした。日葡辞書「ノレンヲカクル」。「―をくぐる」「縄―」 ②暖簾名の略。 ③一般に、部屋の仕切りに垂れる短い布。 ④㋐店の格式や信用。歌舞伎、天衣紛上野初花「お礼奉公した上で旦那様から―を貰ひ立派に店を持つ心」。「―を傷つける」「―にかかわる」 ㋑老舗しにせとしての多年の営業から生ずる無形の経済的利益。仕入れ先・得意先・営業上の秘訣など。 ⑤(goodwill)企業会計で、企業の超過収益力。買収や合併の際、営業を譲り受けるために支払う金額のうち、譲り受けた純資産の帳簿価額を超える部分。買入暖簾。営業権。 ⇒のれん‐うち【暖簾内】 ⇒のれん‐ぐち【暖簾口】 ⇒のれん‐し【暖簾師】 ⇒のれん‐だい【暖簾代】 ⇒のれん‐な【暖簾名】 ⇒のれん‐わけ【暖簾分け】 ⇒暖簾に腕押し ⇒暖簾を下ろす ⇒暖簾を分ける

広辞苑 ページ 15475 での暖簾単語。