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はつ‐ほ【初穂】🔗🔉

はつ‐ほ初穂】 (室町・江戸時代はハツオと発音し、「初尾」とも書いた) ①その年最初に出た穂。弘長百首「秋の野の―のすすき朝な朝な」 ②その年最初にみのった稲の穂。夫木和歌抄12「風わたる野田の―のうちなびき」 ③転じて、その年最初にとりいれた穀物・野菜・果物などの称。 ④その年はじめて収穫した穀物を、神仏または朝廷に最初に奉るもの。また、その代りに神仏に捧げる金銭・米穀・食物・酒など。日本永代蔵3「この分の銀かねは太神宮へ御―にあげ」。「―料」 ⑤はじめて飲食する物。 ⑥少しばかりのもの。

広辞苑 ページ 15921 での初穂単語。