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ははき‐ぎ【帚木】🔗🔉

ははき‐ぎ帚木】 ①ホウキグサの別称。〈[季]夏〉 ②信濃の薗原そのはらにあって、遠くから見るとあるように見え、近く寄って見ると形が見えないという伝説の木。また、古今和歌集六帖5の「その原や伏屋におふる―のありとて行けどあはぬ君かな」の歌などから、なさけがあるように見えて実のないこと、姿は見えるのに会えないこと。 ③初めの2音から「母」にかけていう。栄華物語駒くらべ「日の本には―とたち栄えおはしまして」 ④(江戸吉原の語)間夫まぶの隠語。 ⑤源氏物語の巻名。雨夜の品定めと、源氏と空蝉うつせみとの交渉の前半部。 ⑥源氏香の名。 ⇒ははき【帚・箒】

広辞苑 ページ 16022 での帚木単語。