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はん‐ちゅう【範疇】‥チウ🔗⭐🔉
はん‐ちゅう【範疇】‥チウ
(category)(書経の洪範九疇という語から西周にしあまねがつくった訳語)ギリシア語のカテゴリア。述語の意。述語はいろいろな意味で存在(ある)を表すところから、多義的な存在の基本的構造を表す術語となった。そこからさらに認識の基本的構造を表すことにもなった。
①存在のもっとも基本的な概念(例えば実体・因果関係・量・質など)。これを存在の基本的な在り方と考えるもの(アリストテレス)、悟性の先天的概念と見るもの(カント)など、さまざまな考え方がある。
②個々の科学での基礎となる観念。数学における数の観念、自然諸科学における因果律などの観念。
③同じ種類のものの所属する部類・部門の意。
広辞苑 ページ 16259 での【範疇】単語。