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うきよ‐え【浮世絵】‥ヱ🔗🔉

うきよ‐え浮世絵‥ヱ ①江戸時代に発達した民衆的な風俗画の一様式。肉筆画も行われたが、特に版画において独自の美をひらいた。桃山時代から江戸初期に流行した肉筆の風俗画・美人画を母胎とし、17世紀後半(延宝〜元禄)の菱川師宣によって版本挿絵として様式の基礎がつくられ、さらに1765年(明和2)には鈴木春信により多色刷版画(錦絵)が創始されて、黄金期を迎えた。その主題は遊里や芝居の情景、美女・役者・力士などの似顔絵を中心とし、歴史画や風景・花鳥に及ぶ。作家としては、ほかに、鳥居清信・西川祐信・鳥居清長・喜多川歌麿・東洲斎写楽・葛飾北斎・歌川広重などが名高く、19世紀後半からヨーロッパの美術へも影響を及ぼした。 ②春画しゅんが⇒うき‐よ【憂き世・浮世】

広辞苑 ページ 1707 での浮世絵単語。