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○不幸中の幸いふこうちゅうのさいわい🔗⭐🔉
○不幸中の幸いふこうちゅうのさいわい
不幸な出来事の中で、いくらかそれを緩和するようなよい面。
⇒ふ‐こう【不幸】
ふこう‐ぢょう【風香調】‥カウデウ
琵琶の調子の名。枕草子217「調べは―・黄鐘おうしき調」
ふごう‐つうしん【符号通信】‥ガウ‥
情報をすべて符号化して行う通信。
⇒ふ‐ごう【符号】
ふ‐こうへい【不公平】
とりあつかいなどにかたよりがあって、公平でないこと。「―な税制」
ふ‐ごうり【不合理】‥ガフ‥
道理に合わないこと。矛盾していること。筋の通らないこと。「―を改める」「―な言い分」
フコキサンチン【fucoxanthin】
褐藻類の色素体中に葉緑素と共に含まれる褐色の色素。褐藻素。
ふ‐こく【不告】
告げないこと。うったえないこと。
⇒ふこく‐ふり‐の‐げんそく【不告不理の原則】
ふ‐こく【布告】
①一般に知らせること。
②政府から国民にあまねく知らせること。1886年(明治19)2月公文式制定以前に発布された法律・勅令・省令に当たるものの称。例えば、太政官布告。
③国家の決定的意思を公式に一般に告げること。「宣戦―」
ふ‐こく【訃告】
訃を告げること。人の死去の知らせ。訃報。
ふ‐こく【富国】
①国を豊かにすること。
②豊かな国。
⇒ふこく‐きょうへい【富国強兵】
ふ‐こく【腐刻】
薬物を用いて、ガラス・金属などに彫刻すること。
ぶ‐こく【誣告】
わざと事実をいつわって告げること。
⇒ぶこく‐ざい【誣告罪】
ふこく‐きょうへい【富国強兵】‥キヤウ‥
国を富ませ、兵力を強めること。富強。福沢諭吉、世界国尽「人民恒つねの産を得て―天下一、文明開化の中心と名のみにあらず」
⇒ふ‐こく【富国】
ぶこく‐ざい【誣告罪】
他人に刑事・懲戒の処分をうけさせる目的で虚偽の申告をする罪。1995年の刑法改正により「虚偽告訴の罪」と改称。
⇒ぶ‐こく【誣告】
ふこく‐ふり‐の‐げんそく【不告不理の原則】
検察官が公訴を提起しない限り、裁判所は審理を行うことは許されないという原則。
⇒ふ‐こく【不告】
ふ‐こころえ【不心得】
心がけの悪いこと。「―をたしなめる」「―者もの」
ふご‐じり【畚臀】
畚のような大きく平たい臀。狂言、縄綯なわない「後ろ姿を見ましたれば、沙汰のない事、―ぢや」
ふ‐こつ【跗骨】
足首の骨。距骨きょこつ・踵骨しょうこつなどの7個から成る。足根骨。手の手根骨に相当。
ふ‐こつ【腐骨】
骨髄炎・骨膜炎の際に骨質が腐敗してその部分が遊離すること。また、その骨。
ぶ‐こつ【無骨】
(「こちなし(無骨)」の音読)
①礼儀・作法を知らないこと。不作法。無風流。平家物語8「立居の振舞の―さ」。「―者もの」
②役に立たないこと。才のないこと。曾我物語5「われ―なりといへども」
③ぐあいが悪いこと。源平盛衰記14「競が宿所は大将の向ひなれば、つげては中々―なり」
④(「武骨」とも書く)ごつごつしていて、洗練されていないこと。「―な手」
⑤軽業などの曲芸。嬉遊笑覧「―とは字義の如く、骨無きやうに軽業などするものにや」
ふこ‐の‐らん【巫蠱の乱】
漢の武帝の末年、皇太子の戻太子れいたいしが武帝呪詛の嫌疑を受けて挙兵し、自殺した事件。
ふさ【総・房】
①花や実などが一茎に沢山長くむらがり生じたもの。また、ミカン類の袋の一つ一つ。万葉集17「―手折りけるをみなへしかも」
②糸を束ねて、その先端を散らし垂らしたもの。〈倭名類聚鈔14〉。「帽子を―で飾る」
③ふくろの形に垂れたもの。乳房など。
④総国ふさのくにの略。
ふさ【夫差】
春秋時代の呉の王。越王勾践こうせんを会稽に破り父闔閭こうりょの仇を討ったが、のち勾践に敗れて自殺し、呉は滅びた。( 〜前473)→臥薪嘗胆がしんしょうたん
ふ‐さ【普茶】
①黄檗おうばく宗で、大衆だいしゅに対して行う茶の接待。
②黄檗宗の寺院で調える精進しょうじん料理。普茶ふちゃ料理。
ふ‐さ【輔佐】
①たすけること。また、その人。ほさ。平家物語8「万機―の心操あり」
②関白の異称。
ふ‐ざ【趺坐】
足を組んですわること。「結跏けっか―」
ぶ‐さ
無沙汰。不義理。
⇒ぶさを打つ
ぶざ【武左】
(遊里語。武左衛門の略)武士。特に田舎侍をあざけっていう語。
ぶ‐ざ【無座】
退席。狂言、伯養「其様な推参を云はば―を云ひ付くるぞよ」
ブザー【buzzer】
電磁石で振動板を振動させて音を出す装置。警報や呼鈴よびりんに利用する。
フサーク【Gustáv Husák】
チェコ‐スロヴァキアの政治家。1975〜89年大統領。(1913〜1991)
ふさい【相応】フサヒ
適合すること。つりあうこと。源氏物語紅梅「宮は御―のかたに聞き伝へ給ひて」
ふ‐さい【不才】
才学の劣っていること。才能のとぼしいこと。また、自分の学才の謙譲語。非才。「身の―を顧みず」
ふ‐さい【不材】
(フザイとも)役に立たないこと。
ふ‐さい【夫妻】
おっととつま。
▷現在では「夫婦ふうふ」よりもあらたまった言い方。
ふ‐さい【付載・附載】
書籍などの本文につけ加えて掲載すること。付録。
ふ‐さい【負債】
①他から金銭・物資を借りること。また、そのもの。債務。
②企業会計上、過去の取引または事象の結果として、将来、他の経済主体に金銭などの経済的資源を引き渡す義務。引当金などを含む点で法的債務よりも広い。
⇒ふさい‐かんじょう【負債勘定】
ふ‐さい【富歳】
五穀の収穫の多い年。豊年。
ふ‐ざい【不在】
その場所にいないこと。家にいないこと。るす。「あいにく父は―だった」「国民―の政治」
⇒ふざい‐じぬし【不在地主】
⇒ふざいしゃ‐とうひょう【不在者投票】
⇒ふざい‐しょうめい【不在証明】
ぶ‐さい【無菜】
菜さいの少ないこと。粗末で品数のない料理。好色五人女2「来る十六日に―の御斎おんとき申上げたく」
ぶ‐ざい【部材】
建築などで、構造の部分をなす材。構成材。
ふ‐さいか【不裁可】
裁可しないこと。裁可にならないこと。
ふさい‐かんじょう【負債勘定】‥ヂヤウ
簿記で、負債の有高ありだかや増減を記録・計算する勘定の総称。支払手形・買掛金・借入金・社債・退職給与引当金など。↔資産勘定
⇒ふ‐さい【負債】
ぶ‐さいく【不細工】
(ブザイクとも)
①細工のまずいこと。〈日葡辞書〉。「―な仕上り」
②体裁の悪いこと。また、容貌の醜いこと。
ふ‐さいさん【不採算】
採算の合わないこと。収入より費やした金の方が多く、損が出ること。「―部門」
ふざい‐じぬし【不在地主】‥ヂ‥
地主がその所有農地の所在地に居住していない場合に、その地主をいう。→農地改革。
⇒ふ‐ざい【不在】
ふざいしゃ‐とうひょう【不在者投票】‥ヘウ
選挙当日に所定の投票所に行くことができない有権者が前もって行う投票。病院・老人ホームや出先の市区町村での投票、郵便による投票などがある。→期日前投票。
⇒ふ‐ざい【不在】
ふざい‐しょうめい【不在証明】
現場げんじょう不在証明。アリバイ。
⇒ふ‐ざい【不在】
ふさ・う【相応ふ】フサフ
〔自四〕
つり合う。適合する。相当する。古事記上「これは―・はず」。日葡辞書「コノクスリガフサイマラシタ」
ふさがり【塞がり】
①ふさがること。
②陰陽道おんようどうで、大将軍・太白神・天一神なかがみなどの在る方角。この方角に向かって事をすれば禍があるとして忌む。ふたがり。↔恵方えほう。→方違かたたがえ→天一神
ふさが・る【塞がる】
〔自五〕
①つまる。一杯になって他のものが中へ入れなくなる。三蔵法師伝承徳頃点「道路雍フサカルこと無し」。平家物語(延慶本)「物まゐらせたりけれども胸もせき喉も―・りて聊かも召されず」。天草本平家物語「兵ども義経の矢面に―・るを五騎射落され」。「場所が―・る」
②さえぎられて通れなくなる。
③閉じた状態になる。しまっている。類聚名義抄「閉、フサガル」。「入口の戸が―・る」「あいた口が―・らない」「傷口が―・る」
④他のものに用いられていて、使うことができない。「手が―・っている」「その日は―・っている」
⑤心が心配事などでいっぱいに占められる。「悲しみで胸が―・る」
⑥陰陽道おんようどうでいう塞がりの方角に当たる。「東が―・っている」
ふさぎ【塞ぎ・鬱】
①ふさぐこと。ふさぐのに用いるもの。
②気が晴れないこと。気鬱。
⇒ふさぎ‐の‐むし【塞ぎの虫】
ふさぎ‐こ・む【塞ぎ込む・鬱ぎ込む】
〔自五〕
陰気に黙りこくるなど、すっかり元気を失う。ひどく憂鬱ゆううつなさまになる。「試験に失敗して―・んでいる」
ふさぎ‐の‐むし【塞ぎの虫】
(ふさぎこんでいることを虫のせいにしていう)気分がすぐれないこと。
⇒ふさぎ【塞ぎ・鬱】
ふ‐さく【不作】
①耕作しないこと。
②穀物などのできが悪いこと。凶作。「―の年」↔豊作。
③一般に、できの悪いこと。失敗作。「百年の―」
ふ‐さく【斧鑿】
①おのとのみ。また、それを使って細工すること。
②詩文に技巧をこらすこと。「―の痕」
ふさ・ぐ【塞ぐ】
[一]〔他五〕
①ふたをする。とじる。おおう。法華義疏長保点「憂悔心を塞フサグ」。経信卿母集「耳を―・ぎ汗しとどになりて臥したり」。平家物語11「目を―・いで」
②さえぎって通れなくする。平家物語6「東国の源氏ども…道を―・ぎ、人を通さぬ由申したりければ」
③欠けているところを満たす。つめる。「穴を―・ぐ」
④占める。天草本平家物語「この二三が年攻め落さいで、多くの国々を―・がせたこそ本意なうござれ」
⑤役目を果たす。満たす。「責めを―・ぐ」
[二]〔自五〕
(「鬱ぐ」とも書く)心がむすぼれて晴れやかでない。気がつまる。莫切自根金生木きるなのねからかねのなるき「女郎屋の仕打にぐつと―・いで夜の明けるのを待ちかね」。「気が―・ぐ」
[三]〔他下二〕
⇒ふさげる(下一)
ふ‐さくい【不作為】‥ヰ
〔法〕行為の一種で、あえて積極的な行動をしないこと。失火を放置する、立退きをしないなどがその例。↔作為。
⇒ふさくい‐さいむ【不作為債務】
⇒ふさくい‐はん【不作為犯】
ふさくい‐さいむ【不作為債務】‥ヰ‥
債務者の不作為を目的(給付内容)とする債務。↔作為債務。
⇒ふ‐さくい【不作為】
ふさくい‐はん【不作為犯】‥ヰ‥
一定の作為を行わないことによって実現される罪。不退去罪のように、最初から不作為の形式による実行行為が明示されている場合と、殺人罪のように、作為の形式で規定しているが不作為によっても実現される場合(母親が乳児を殺す目的で授乳しないなど)とがある。↔作為犯
⇒ふ‐さくい【不作為】
ふさ・げる【塞げる】
〔他下一〕[文]ふさ・ぐ(下二)
(→)「ふさぐ」(他五)に同じ。平家物語11「責め落さずして多くの国々を―・げらるる事口惜しく候へば」
ふざ・ける
〔自下一〕
(「巫山戯る」と当て字)
①たわむれる。おどけたことを言ったり、したりする。洒落本、箱枕「旦那はとかく―・けて春野が顔ばかり目がゆくを」。「―・けて笑わせる」
②うかれて遊び騒ぐ。歌舞伎、五大力恋緘「おつと今宵は身共が立てぢや、松坂屋で―・けめされ」
③ばかなまねをする。人をばかにする。「―・けたことを言うな」
ふさ‐ざくら【総桜】
フサザクラ科の落葉高木。日本を含む東アジアの特産種。高さ約8メートル。葉は円形で先端がとがり、粗い鋸歯がある。春、赤褐色の小花を開く。花被はなく雌しべ・雄しべ多数。扁平で房ふさ状の翼のある果実を結ぶ。材は薪炭や細工用。樹皮から鳥黐とりもちを採る。タニグワ。
ふさ‐しだ【房羊歯】
フサシダ科の熱帯産常緑シダの総称、また、その一種。沖縄・小笠原に自生。葉は線形で根茎から束生し、上部に房状に胞子嚢をつける。
ふさ‐しりがい【総鞦】
総飾りをつけた鞦。
ぶ‐さた【無沙汰・不沙汰】
①指図や処置をしないこと。ほうっておくこと。太平記33「―にてさしおかば」
②関心を持たないこと。事情にうといこと。沙石集5「世間の事は無下に―なり」
③行き届かないこと。不都合なこと。いいかげんなこと。太平記7「用心の体少し―にぞなりにける」。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「今日の供養には、女の参詣禁制とこそ候ひつれ。あら―の僧たちや、そこのき給へ」
④特に、訪問・文通を久しくしないでいること。無音ぶいん。「永らく御―しました」
ふさ‐たおり【総手折り】‥ヲリ
〔枕〕
(「捄手折」の訓。別訓、うちたおり)「たむ」にかかる。万葉集9「―多武たむの山霧茂みかも」
ふさつ【布薩】
(梵語poṣadha)仏教教団で、出家僧侶が半月ごとに集まって戒律の条文を読みあげ、互いに自己の罪過を懺悔する儀式。在家信者では毎月六斎日に八斎戒を守ることをいう。
ぶ‐ざつ【蕪雑】
秩序が立たず、みだれること。繁雑で整わないこと。「―な文章」
ふさ‐なり【総生り】
房ふさをなして、多くのものが1カ所に群がり生ずること。すずなり。
ふさ‐な・る【総生る】
〔自四〕
多くのものが群がる。すずなりになる。枕草子161「花のきはやかに―・りて咲きたる」
ふさ‐に【多に】
〔副〕
(フサ(房・総)と同源)多くのものが集まるさま。たくさん。いろいろと。蜻蛉日記中「天下の物―あり」
ふさ・ぬ【総ぬ】
〔他下二〕
たばねる。まとめる。狂言、布施無経ふせないきょう「来月―・ねてなりとも遣らう」
ふさ‐の‐くに【総国】
旧国名。上総かずさ・下総しもうさ・安房あわを含む地域。
ふさ‐はじかみ【蜀椒】
〔植〕アサクラザンショウの異称。〈本草和名〉
ふさ‐ふさ【多多・総総】
多く集まって垂れさがるさま。「―と実っている」「―とした髪」
ふさふさ‐し・い
〔形〕
(フサブサシイとも)
①仰々しい。大げさである。鹿の子餅「ちつと―・いが百千万と書てくだんせ」
②ふてぶてしい。図々しい。梅暦「ヤイこの女ア―・い、そのうつくしいしやツ面でまじまじと虚をぬかすか」
ぶ‐さほう【無作法・不作法】‥ハフ
作法を心得ないこと。礼儀にはずれること。ぶしつけ。「―な男」
ぶ‐ざま【無様・不様】
体裁が悪いこと。みっともないこと。「―な負け方」
ふさ‐も【房藻】
アリノトウグサ科の多年生水草。北半球の温帯に広く分布。細長い茎に羽状に細裂した葉が4個ずつ輪生。夏、白色の小花を葉のつけ根に開く。湖沼などの水中に自生。
ふさ‐やか【多やか】
繁く多いさま。ふさふさ。たっぷり。源氏物語空蝉「髪はいと―にて」
ふさ‐ようじ【総楊枝・房楊枝】‥ヤウ‥
端を打ち砕いて総ふさのようにした楊枝。打楊枝。
ふさ‐りょうり【普茶料理】‥レウ‥
⇒ふちゃりょうり
ふさ・る【臥さる】
〔自四〕
(江戸語)
臥す。寝る。東海道中膝栗毛6「よう―・るやつらぢやな」
ふさわし・い【相応しい】フサハシイ
〔形〕[文]ふさは・し(シク)
相応している。つりあっている。よく似合っている。落窪物語1「さる心ざまや―・しかりけむ」。「その場に―・い服装」
広辞苑 ページ 17123 での【○不幸中の幸い】単語。