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ふ・す【伏す・臥す】🔗🔉

ふ・す伏す・臥す】 [一]〔自五〕 ①うつむく。うつぶす。万葉集5「あまつ神仰ぎ乞ひのみ国つ神―・してぬかづき」。平家物語2「天に仰ぎ地に―・して、泣き悲しめどもかひぞなき」。「―・してお願いします」 ②腹ばいになる。からだを横にする。床に寝る。万葉集9「夕されば小倉の山に―・す鹿の今宵は鳴かずいねにけらしも」。源氏物語帚木「皆人々簀子に―・しつつしづまりぬ」 ③病気で床につく。徒然草「法顕三蔵の天竺にわたりて…病に―・しては漢の食をねがひ給ひける事をききて」 ④倒れる。死ぬ。平家物語10「一所にも沈み給はで、所々に―・さん事こそ悲しけれ」 ⑤潜む。隠れる。古事記「み吉野の袁牟漏おむろが嶽に猪鹿しし―・すと」。「山陰に―・して敵を待つ」 [二]〔他下二〕 ⇒ふせる(下一)

広辞苑 ページ 17191 での伏す単語。