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べっ‐とう【別当】‥タウ🔗🔉

べっ‐とう別当‥タウ (本官のある者が臨時に別の職に当たる意。後に専任の長官の称となる) ①蔵人所くろうどどころ・検非違使けびいし庁などの長官。 ②院庁いんのちょう・親王家・摂関家などの政所まんどころの長官。 ③東大寺・興福寺など諸大寺で寺務を統轄した僧官。 ④鎌倉幕府の政所・侍所の長官。 ⑤神宮寺を支配する、検校けんぎょうに次ぐ僧職。また、別当寺の略。 ⑥盲人の官位の一つ。検校に次ぐ。 ⑦家政事務を執る者の長。 ⑧(院の厩の別当から転じて)乗馬の口取り。馬丁ばてい。 ⑨神前の供物を子供などが取りおろして食うこと。 ⇒べっとう‐じ【別当寺】 ⇒べっとう‐せん【別当宣】 ⇒べっとう‐だい【別当代】 ⇒べっとう‐ぼう【別当坊】

広辞苑 ページ 17726 での別当単語。