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うたて・し【転てし】🔗⭐🔉
うたて・し【転てし】
〔形ク〕
(ウタテに形容詞語尾を付けたもの。中世にはシク活用の例もある)
①心に染まない感じである。いやだ。情無い。あいにくだ。源氏物語常夏「姫君も初めこそむくつけく―・くも覚え給ひしか」。平家物語4「御前に人一人も候はざらんが、むげに―・しう覚え候」
②心が痛む。気がかりである。気の毒である。平家物語4「討たれさせ給ひけん宮の御運のほどこそ―・けれ」
③わずらわしく厄介だ。玉塵抄4「屈突通に逢い事はいやぞ。―・い故障な人ぞ」
広辞苑 ページ 1810 での【転てし】単語。