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ま・く【蒔く・播く・撒く】🔗🔉

ま・く蒔く・播く・撒く】 〔他五〕 ①種を畑などに散らしおく。古事記「山県に―・けるあをなも」。天草本伊曾保物語「或る人麻の種を―・くところを」 ②(「種を―・く」の形で)物事の原因をつくる。源氏物語東屋「数ならぬ身に物思ふ種をやいとど―・かせて見侍らむ」。「けんかの種を―・く」 ③《撒》散らしかける。ばらまく。撒布する。厳島御本地「にはには金銀のいさごを―・き」。日葡辞書「ニワニシラスヲマキタツル」。「水を―・く」「ビラを―・く」「話題を―・く」 ④《撒》金銭などを多く分け与える。日葡辞書「ジヒバコ(慈悲箱)ニカネヲマキイルル」 ⑤《蒔》蒔絵まきえをする。栄華物語衣珠「御厨子どもの蒔絵にはみな法文を―・かせ給へり」 ⑥(遊里語)自分の気に染まぬ者を避ける。色道大鏡「―・く、いやなる者を、それと言はずに其の座を立たせ、又来べき者を、来ぬやうにしかけたる貌をいふ」 ⑦《撒》転じて、相手の目をくらまして行動する。「うまく―・いて逃げてきた」 ⇒蒔かぬ種は生えぬ

広辞苑 ページ 18431 での蒔く単語。