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○枕片去るまくらかたさる🔗🔉

○枕片去るまくらかたさる (古代、夫の不在の夜、妻の行なった風習)枕を床の片側に寄せて寝る。また、枕の片一方を開けて寝る。万葉集4「敷しきたえの―夢いめに見え来し」 ⇒まくら【枕】 まくら‐がたな枕刀】 護身のために枕辺に置く刀。枕太刀。 ⇒まくら【枕】 まくら‐がって枕勝手】 枕の落ち着きぐあい。狂言、杭か人か「―の悪いは寝られぬものぢや」 ⇒まくら【枕】 まくら‐がね枕金】 ①遊女を身請けする時の手付の金。 ②芸妓が肌を許す時、客から受け取る契約金。まくらきん。 ⇒まくら【枕】 まくら‐がみ枕上】 寝た枕のあたり。枕もと。源氏物語夕顔「おどろおどろしく踏みとどろかす唐臼の音も―とおぼゆる」 ⇒まくら【枕】 まくら‐がみ枕神】 夢枕に立つという神。 ⇒まくら【枕】 まくら‐がみ枕紙】 木枕の上の小枕をおおう紙。 ⇒まくら【枕】 まくら‐がや枕蚊帳】 竹などを曲げて骨とし、麻布をはって作った、子供の枕辺を覆うのに用いる小さい蚊帳。〈[季]夏〉 ⇒まくら【枕】 まくら‐ぎ枕木】 軌道の道床の上に配置してレール間隔を一定に保たせ、また、レールの受ける車両荷重を道床の上に分散させるための角柱。コンクリート製または合成樹脂製でも慣習的に枕木と呼ぶ。 ⇒まくら【枕】 まくら‐ぎちょう枕几帳‥チヤウ 枕もとに立てる几帳。 ⇒まくら【枕】 まくら‐ぎょう枕経‥ギヤウ 通夜や納棺の際、死者の枕もとでする読経。 ⇒まくら【枕】 まくら‐きん枕金⇒まくらがね⇒まくら【枕】 まくら・く枕く】 〔他四〕 (「枕」を動詞化した語)枕にする。万葉集5「声知らむ人の膝の上わが―・かむ」 まくら‐げいしゃ枕芸者】 ①芸で勤めずに、もっぱら枕席に侍る芸者。不見転みずてん。 ②枕探しをする芸者。 ⇒まくら【枕】 まくら‐ごと枕言】 平常言いならわした言葉。口ぐせに言う言葉。源氏物語桐壺「大和ことのはをも、もろこしの歌をも、唯その筋をぞ―にせさせ給ふ」 ⇒まくら【枕】 まくら‐ことば枕詞・枕言葉】 ①昔の歌文に見られる修辞法。特定の語の上にかかって修飾または口調を整えるのに用いることば。働きは序詞に似るが、5音以下で慣用的な用法である点に特徴がある。「あしひきの」「ひさかたの」「しらぬひ」の類。冠辞。落書露顕「道といはんれうに、玉ほこといふごとくなる詞を―と心得べきなり」 ②転じて、前おきのことば。花暦八笑人「ヲツト―なしに言ひねヱ」 ③ねものがたり。大矢数2「夜見世通ひ昼をば何とうばたまの二つならべて―ぢや」 ⇒まくら【枕】 まくら‐ごめ枕米】 死者のあった家に贈る米。 ⇒まくら【枕】 まくら‐さがし枕探し】 旅客の寝ているうちに、枕もとや夜具の下などの金品を盗むこと。また、その盗人。邯鄲師かんたんし⇒まくら【枕】 まくら‐さがり枕下がり】 枕の方を低くして寝ること。 ⇒まくら【枕】 まくらざき枕崎】 鹿児島県薩摩半島南西にある市。漁港。鰹節・茶を産する。人口2万5千。 ⇒まくらざき‐たいふう【枕崎台風】 まくらざき‐たいふう枕崎台風】 1945年9月17日枕崎付近に上陸、広島の西を通り日本海に抜け、東北を横断し三陸沖に抜けた超大型台風。広島県を中心とした被害が大きく、全国の死者・行方不明者約3800人。 ⇒まくらざき【枕崎】

広辞苑 ページ 18444 での○枕片去る単語。