複数辞典一括検索+

まつ‐むし【松虫】🔗🔉

まつ‐むし松虫】 ①バッタ目マツムシ科の昆虫。体長約25ミリメートル、淡褐色で、腹部は黄色。本州以南に分布し、林縁や河原に多く、8月頃「ちんちろりん」と鳴く。鳴虫として飼われる。〈[季]秋〉 まつむし マツムシ 撮影:海野和男 ②平安時代、鈴虫のこと。鈴虫と松虫と名称が入れ違っていた。〈[季]秋〉。古今和歌集「君しのぶ草にやつるるふるさとは―のねぞかなしかりける」 ③小形の叩鉦たたきがね。歌舞伎で、六部の出端ではなど、淋しい場面に用いる。 ⇒まつむし‐そう【松虫草・山蘿蔔】

広辞苑 ページ 18569 での松虫単語。