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○秋近しあきちかし🔗🔉

○秋近しあきちかし 夏の終り頃、秋も間もないという感じをいう語。〈[季]夏〉 ⇒あき【秋】 あきち‐ぐさ秋遅草】 萩の異称。 あき‐ちょうじ秋丁字‥チヤウ‥ シソ科の多年草。茎は直立、四角く高さ数十センチメートル。分岐多く、葉とともに細毛がある。秋、茎頂と葉腋に花穂を出し、紫色の唇形花をつける。茎・葉は駆虫剤・香料に用いる。きりつぼ。 あきつ秋津・蜻蛉⇒あきず あき‐ついり秋入梅・秋黴雨】 秋の長雨。また、その季節に入ること。〈[季]秋〉。猿蓑「はてもなく瀬の鳴る音や―」(史邦)→ついり あき‐つ‐かみ現つ神】 人の姿を備えた神。天皇を尊んでいう。あらひとがみ。万葉集6「―わごおほきみの」 あきづき秋月】 福岡県朝倉市北部の地区名。もと秋月藩(福岡藩の支藩)5万石の城下町。 ⇒あきづき‐の‐らん【秋月の乱】 あきづき‐の‐らん秋月の乱】 1876年(明治9)10月、宮崎車之助・今村百八郎ら旧秋月藩士の不平士族200名余が、神風連しんぷうれんに応じて起こした乱。小倉の鎮台分営の兵に撃退され約1週間で平定。 ⇒あきづき【秋月】 あき‐づ・く秋づく】 〔自四〕 秋らしくなる。秋めく。万葉集10「こほろぎの鳴く声聞けば―・きにけり」 あき‐つ‐は秋つ葉】 秋の紅葉した葉。万葉集10「―ににほへる衣」 あきっ‐ぽ・い飽きっぽい】 〔形〕 すぐにあきてしまう性質である。あきやすい。「―・い性質」 あき‐つ‐みかみ現津御神・現御神(→)「あきつかみ」に同じ。 あき‐て明き手・空き手】 ①(「あいている手」の意から)左手。 ②手のあいている人。または特定の任務をおびず自由に働ける軍勢。遊軍。 アキテーヌAquitaine】 フランス南西部の盆地平野。南はピレネー山脈、東は中央高地、西は大西洋の間に位置する農業地帯。中心都市ボルドー。 あき‐でみず秋出水‥ミヅ 秋の洪水。〈[季]秋〉 あぎ‐と顎門・顎・腮・鰓】 ①あご。 ②魚のえら。 ③(→)あぐに同じ。 あぎ‐と・うアギトフ 〔自四〕 (アギトを動詞化した語) ①(幼児が)片言を言う。垂仁紀「皇子の鵠くぐいを見て―・ふこと得たりと」 ②(魚が)水面で口を開閉する。神武紀「魚皆浮き出でて水のままに―・ふ」 あき‐どまり秋泊り】 (長野・秋田県などで)稲刈りがすんで農家の妻が生家へ泊りに行くこと。 あきない商いアキナヒ (東雅に、「あき」は秋で、農民の間で収穫物・織物などを交換する商業が秋に行われたのによるとある) ①売り買いすること。交易。商売。商業。竹取物語「世にあるものならば、この国にももてまうで来なまし。いと難き―なり」。「―をして暮らす」 ②売上高。「今日は予想以上の―があった」 ⇒あきない‐がみ【商い神】 ⇒あきない‐ぐち【商い口】 ⇒あきない‐だんな【商い旦那】 ⇒あきない‐てだい【商い手代】 ⇒あきない‐はじめ【商い初め】 ⇒あきない‐びょうし【商い拍子】 ⇒あきない‐ぶね【商い船】 ⇒あきない‐みょうが【商い冥加】 ⇒あきない‐みょうり【商い冥利】 ⇒あきない‐もの【商い物】 ⇒あきない‐や【商い屋】 ⇒商いは牛の涎 ⇒商いは草の種 あきない‐がみ商い神アキナヒ‥ 商人の祭る神。恵比須えびす⇒あきない【商い】 あきない‐ぐち商い口アキナヒ‥ ①商人が客に商品を売りこむためにする上手な口のきき方。日本永代蔵1「―きつて親のゆづり銀をへらさぬ人ならば」 ②商品を売りこむところ。得意先。 ⇒あきない【商い】 あきない‐だんな商い旦那アキナヒ‥ よく買ってくれる客。おとくい。 ⇒あきない【商い】 あきない‐てだい商い手代アキナヒ‥ 店に出て仕事をする表づとめの手代。日本永代蔵2「―、内証手代、金銀の渡し役、入帳の付け手」↔内証手代。 ⇒あきない【商い】

広辞苑 ページ 191 での○秋近し単語。