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○元結を切るもとゆいをきる🔗🔉

○元結を切るもとゆいをきる 髪を切って僧形そうぎょうになる。出家する。 ⇒もと‐ゆい【元結・鬠】 もと‐より元より・固より・素より】 〔副〕 ①初めから。以前から。本来。三蔵法師伝承徳点「治、素モトヨリ才学無し」。「―出費は覚悟している」 ②いうまでもなく。もちろん。「勝てば―、敗けても損のない相手」「子供は―大人も夢中になっている」 もとらか・す戻らかす】 〔他四〕 ゆがめる。日本霊異記「故ことさらに己が口を―・して」 もどり戻り】 ①もどること。もどるもの。特に、下落していた相場が一時回復すること。「―が少ない」 ②帰ること。かえり道。「―が遅い」「会社の―に寄る」 ③歌舞伎脚本用語。今まで悪人のような行動をしていた人物が実は善人で、後にその本心を明かす筋をいう。「義経千本桜」の権太の類。 ④鉤かぎの端に逆に出たとがり。物を刺して引っ掛けるためのもの。また、釣針の返し鉤。曲まぎ⇒もどり‐うま【戻り馬】 ⇒もどり‐うり【戻売】 ⇒もどり‐がけ【戻り掛け】 ⇒もどり‐かご【戻り駕籠】 ⇒もどり‐がつお【戻り鰹】 ⇒もどりがわせ‐てがた【戻為替手形】 ⇒もどり‐ぐるま【戻り車】 ⇒もどり‐ざま【戻り様】 ⇒もどり‐しょうがつ【戻り正月】 ⇒もどり‐づゆ【戻り梅雨】 ⇒もどり‐てがた【戻手形】 ⇒もどり‐ぶね【戻り舟】 ⇒もどり‐みち【戻り道】 もどり翻筋斗(→)「もんどり」に同じ。古今著聞集11「山雀の―打つやうに飛びかへられたりける」 もどり‐うま戻り馬】 荷物を運びまたは客を乗せて送ったかえり道の馬。西鶴織留1「大津の―はあれど是には乗らず行く程に」 ⇒もどり【戻り】 もどり‐うり戻売】 (取引用語)下落した相場が一時上向いた場合に売ること。 ⇒もどり【戻り】 もどり‐がけ戻り掛け】 帰りかかったこと。帰ろうとすること。また、その時。狂言、犬山伏「さる方へ斎に参て唯今―でござるが」 ⇒もどり【戻り】 もどり‐かご戻り駕籠】 客を乗せて送ったかえり道の駕籠。(曲名別項) ⇒もどり【戻り】 もどりかご戻駕】 歌舞伎舞踊劇。常磐津。本名題「戻駕色相肩もどりかごいろにあいかた」。初世桜田治助作詞。初世鳥羽屋里長作曲。1788年(天明8)初演。二人の駕籠かき(実は石川五右衛門と真柴久吉)が、駕籠に乗せた禿かむろを相手に郭話などを踊った後、見顕みあらわしになる。「関の扉せきのと」「双面ふたおもて」と共に常磐津の三名曲。 もどり‐がつお戻り鰹‥ガツヲ 秋から冬にかけて日本近海を南下する鰹。 ⇒もどり【戻り】 もどりがわせ‐てがた戻為替手形‥ガハセ‥ (→)戻手形に同じ。 ⇒もどり【戻り】 もどり‐ぐるま戻り車】 客を乗せて送ったかえり道の車。 ⇒もどり【戻り】 もどり‐ざま戻り様】 戻る時。かえる時。かえりがけ。好色一代男8「―に、金の出しやうが早いと叱れば」 ⇒もどり【戻り】 もどり‐しょうがつ戻り正月‥シヤウグワツ (対馬つしまで)小正月。 ⇒もどり【戻り】 もどり‐づゆ戻り梅雨】 梅雨明けのあと、再び梅雨のような天気に戻ること。返り梅雨。 ⇒もどり【戻り】 もどり‐てがた戻手形】 手形の遡求そきゅう権利者が遡求をなすために、遡求義務者を支払人として振り出す為替手形。戻為替手形。逆手形。 ⇒もどり【戻り】 もどりばし戻橋】 歌舞伎舞踊劇。常磐津。本名題「戻橋恋の角文字もどりばしこいのつのもじ」。河竹黙阿弥作詞。6世岸沢式佐作曲。1890年(明治23)初演。京の一条戻橋で鬼女にあった渡辺綱が、その片腕を切り落としたという伝説の舞踊化。新古演劇十種の一つ。 もどり‐ぶね戻り舟】 荷物を運びまたは客を乗せて送ったかえり道の舟。 ⇒もどり【戻り】 もどり‐みち戻り道】 もどりの道。かえりみち。 ⇒もどり【戻り】 もと・る戻る・悖る】 〔自五〕 ①そむく。理にさからう。継体紀「人と為り―・り佷いすかしくして」。「人道に―・る行為」「主義に―・る」 ②ゆがむ。ねじまがる。日本霊異記「鼻平み手脚―・りて」。法華経平安後期点「手・足繚まとはれ戻モトレらむ」 もど・る戻る】 〔自五〕 (一説にモトホルの転) ①ある場所からいったん移ったものが、もとへかえる。あとへ引きかえす。散木奇歌集「筑紫舟恨みをつみて―・るにはあしやにねてもしらねをぞする」。「乗り過ごして―・る」 ②以前の状態に復する。俳諧古選付録「又水に―・るも早し初氷」。「体力が―・る」 ③家へかえる。帰宅する。「只今―・りました」 ④嫁に行った女が離縁になって実家にかえる。出戻りになる。 ⑤得た利益がなくなる。浄瑠璃、長町女腹切「夜なべさしよにも、此の油の高さでは儲ける程皆―・る」 ⑥(取引用語)下落していた相場が回復する。 もどろ】 (マダラの転)斑まだらなさま。乱れまぎれるさま。経信集「み狩りするかきのねずりの衣手にみだれ―にしめるわが恋」 もとろか・す戻ろかす】 〔他四〕 ゆがめる。〈日本霊異記訓釈〉 もどろか・す斑かす】 〔他四〕 ①斑まだらにする。枕草子119「すり―・したる水干といふ袴を着せて」 ②まどわす。今昔物語集4「国王より始めて民に至るまで心を―・し」 もどろ・く斑く】 [一]〔自四〕 ①斑まだらになる。 ②乱れまぎれる。大鏡道長「目も―・く心地なんし給ひける」 ③船がためらって進まない。顕輔集「もろこしの玉積む舟の―・けば」 [二]〔他下二〕 ①斑まだらにする。大唐西域記長寛点「石を彫り木を文モトロケたり」 ②体に入れ墨をする。景行紀「身を―・けて」 もと‐わたり本渡り(→)「古渡こわたり」に同じ。好色五人女5「―の唐織」

広辞苑 ページ 19547 での○元結を切る単語。