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や‐つ‐こ【臣・奴】🔗⭐🔉
や‐つ‐こ【臣・奴】
(「家やつ子」の意。近世以後ヤッコ)
[一]〔名〕
①目下の者をののしり、または、親しんでいう語。家の子。雄略紀「何処にありし―ぞ。朕われを畏おそりずして…妄みだりがわしく輙軽ただちに答へつる」。万葉集18「―とそ吾はありけるぬしの殿外とのどに」
②神または朝廷や君につかえる人。おみ。けらい。皇極紀「君臣やつこらま…の序ついでを失ひ」
③追い使われる身分のいやしい者。しもべ。奴婢ぬひ。万葉集7「住吉すみのえの小田おだを刈らす子―かも無き」
④転じて、ある物事に心身の自由を奪われた者。とりことなる者。とりこ。万葉集12「恋の―にわれは死ぬべし」
[二]〔代〕
(一人称)へりくだっていうときに用いる。わたくし。やつがれ。垂仁紀「―が家に至る」
広辞苑 ページ 19786 での【臣】単語。