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られる🔗⭐🔉
られる
〔助動〕
(活用は下一段型。[活用]られ/られ/られる/られる/られれ/られる・られろ)上一段・下一段・カ変・サ変の動詞、助動詞「せる・させる」の未然形に接続。五段動詞には「れる」が付く。サ変で「さ」に「れる」が付くこともある。文語形は「らる」。→れる。
①自発を表す。仮名文章娘節用「おまへのふさぐを見るにつけ、病ひの根が知れないから、どふもわたしは案じられるよ」。「秋の気配が感じられる」
②可能(許容も含めて)を表す。近世では否定表現の中で使われることが多い。いろは文庫「いよいよ名残が惜しまれて、別れられるものではあるまい」。「美しい桜の花が見られる」
③尊敬を表す。さらに高い敬意を表すために「せられる」「させられる」が使われる。歌舞伎、三十石艠始「イヤコレ、与三右殿ばかりは、左様に仰せられるな」。「当日は制服を着用せられたい」
④受身を表す。浮世風呂2「人に持ち長じられるが面白さに、とうとう大身代を潰して」。「多くの人から声をかけられた」「先祖が彼に助けられた」「例外が認められた」「ここに居られては困る」「夜中に来られて迷惑した」「道端にごみがいっぱい捨てられた」
広辞苑 ページ 20498 での【られる】単語。