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ルイ【Louis】🔗🔉

ルイLouis】 (フランス語の男子名。英語のルイス、ドイツ語のルートヴィヒ、イタリア語のルイージに当たる) ①(9世)フランス王。1226年12歳で即位。王領内集権化を促進、王室直轄領を拡大、第7次および第8次十字軍を起こして失敗したが、王国内の私戦を禁止、またパリ高等法院の創設や聖堂建設に貢献。列聖され、聖サンルイと呼ばれる。(1214〜1270) ②(11世)フランス王。1461年即位。駅逓の創設、法制・兵制の改革、印刷術の採用を行なったほか、諸侯の権勢を抑え、王領を回復または拡張、国民国家統一の基礎を据えた。(1423〜1483) ③(13世)フランス王。アンリ4世の子。1610年即位。リシュリューを登用。ブルボン朝の絶対王政の基礎を確立。(1601〜1643) ④(14世)フランス王。5歳で即位。宰相マザランの没後1661年より親政、コルベールら有能な政治家を登用、内治・外交・軍事に改良を加え、重商主義政策により、絶対王政の最盛期をなす。たびたび侵略戦争を展開し、東方に領土を拡大したが晩年のスペイン継承戦争では列強の連合と苦戦。王の治世にコルネーユ・モリエール・ラシーヌらが輩出、文芸の上でも黄金時代を現出。王の建てたヴェルサイユ宮殿はその豪華を語る。太陽王。(1638〜1715) ⑤(15世)フランス王。14世の曾孫。1715年即位。その治世にポーランド継承戦争・オーストリア継承戦争・七年戦争が起こり、またインドおよびカナダの植民地を失った。(1710〜1774) ⑥(16世)フランス王。15世の孫。1774年即位。チュルゴー・ネッケルらを用いて財政刷新に努力したが所期の効果を挙げ得ず、ついに革命を誘発、国民公会により妃マリー=アントワネットに先立って断頭台で処刑。(1754〜1793) ⑦(18世)フランス王。16世の弟。革命中は亡命して反革命運動を組織。ナポレオン没落とともに1814年即位。ナポレオンの「百日天下」後、15年復位して欽定憲法である憲章を制定し、反動的な政治を行なった。(1755〜1824)

広辞苑 ページ 20782 でのLouis単語。