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ろうし【老子】ラウ‥🔗⭐🔉
ろうし【老子】ラウ‥
①中国、春秋戦国時代にいたとされる思想家。道家の祖。史記によれば、姓は李、名は耳、字は聃たんまたは伯陽。楚の苦県こけん厲郷れいきょう曲仁里(河南省)の人。周の守蔵室(図書室)の書記官。乱世を逃れて関(函谷関または散関)に至った時、関守の尹喜いんきが道を求めたので、老子2を説いたという。→太上老君。
②1の著書。2巻。宇宙の本体を大または道といい、現象界のものは相対的で、道は絶対的であるとし、清静・恬淡てんたん・無為・自然に帰すれば乱離なしと説く。編纂は孟子以後と考えられ、前漢初には現行本に近いものが成立していた。老子道徳経。
⇒ろうしけこ‐きょう【老子化胡経】
広辞苑 ページ 20952 での【老子】単語。