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わだかま・る【蟠る】🔗🔉

わだかま・る蟠る】 [一]〔自五〕 ①輪状にかがまりまがる。渦状にまがる。蛇などがとぐろをまく。宇治拾遺物語4「此の蛇ものぼりてかたはらに―・り伏したれど」 ②複雑にまがりくねる。蛇行している。枕草子244「七曲ななわたに―・りたる玉の」 ③心がねじ曲がる。悪意を持つ。日葡辞書「ココロノワダカマッタモノ」 ④不満・不信などの感情が心の中にたまって、さっぱりとしない。尾崎紅葉、不言不語「その憂き事は出でて行かず、我在らむ限は心の底に―・りて」 ⑤人などが、かがまり伏す。うずくまる。 [二]〔他四〕 たぶらかして自分の物にする。着服する。横領する。浄瑠璃、五十年忌歌念仏「主人の金子を―・り」

広辞苑 ページ 21176 での蟠る単語。