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○藁を焚くわらをたく🔗🔉

○藁を焚くわらをたく ①おだてあげる。煽動する。たきつける。浄瑠璃、冥途飛脚「藁をたきあちらへやらうといふことか」 ②根拠のない告げ口をする。中傷する。傾城禁短気「客の手前へよしなに申しなし、藁たく人あれば身に替へて引く物なり」 ③古道具などを買うのに、種々悪く言って値切る。 ⇒わら【藁】 わらんじ草鞋ワランヂ (ワランヅの転)わらじ。〈運歩色葉集〉 わらんず草鞋ワランヅ (ワラグツの転)わらじ。わろうず。平家物語2「―なんどいふもの縛り履き」 ワラントwarrant】 株式買取権。一定期間内あるいは期限を定めず、一定価格で企業から特定数の株式を購入する権利、また、それを表示する証書。社債消化促進のために案出された。→新株予約権⇒ワラント‐さい【ワラント債】 ワラント‐さいワラント債】 ワラントの権利の付いた社債。かつての新株引受権付社債のこと。ワラント部分を分離して売買できるものと、分離できない新株予約権付社債の一種とがある。 ⇒ワラント【warrant】 わらん‐べ】 ワラベの転。 わらんべぐさわらんべ草・童子草】 狂言伝書。大蔵虎明とらあきら著。1660年(万治3)完成。狂言の特質や演技の心得などを故人の説によって説いた「昔語」と、後にその各条に付した自注「狂言昔語抄」を編集し成立。 →文献資料[わらんべ草] わり】 「ことわり」の上略。宇治拾遺物語4「我は人の―ありなしもえ知らぬに」 ⇒理を言う わり】 ①割ること。割った物。 ②物と物との比。割合。歩合ぶあい。根無草「一服で何分づつの―を以て謝礼をせしめる計」。「月に一度の―で訪れる」 ③(「―に」の形で)基準となるものの程度と比べてどうあるかをいう語。…にしては。「年の―にふけてみえる」 ④損であること。あるいは得であること。また、損か得かの度合。 ⑤割前。割当て。「部屋―」 ⑥歩合・利率等の単位。10分の1の率。「1―引」 ⑦大相撲の取組表。 ⇒割が利く ⇒割が悪い ⇒割に合う ⇒割を入れる ⇒割を食う わ‐り和犂】 水田・畑用に使われてきた日本在来のすき。プラウと区別していう。 わり‐あい割合‥アヒ ①物と物との比。歩合ぶあい。比率。「5人に1人の―で合格する」 ②割当て。わりかん。 ③(副詞的に)比べてみたところ。比較的。割に。「―よく出来ている」 ⇒わりあい‐に【割合に】 わりあい‐に割合に‥アヒ‥ 〔副〕 ①比較的。また、思いのほかに。「試験問題は―やさしかった」 ②(連体修飾語をうけて)…であるにしては。割に。「気の小さい―大きなことを言う」「金持の―けちだ」 ⇒わり‐あい【割合】 わり‐あて割当て】 わりあてること。また、その分量。割付け。割前。 ⇒わりあて‐せい【割当て制】 わりあて‐せい割当て制】 物資を割り当てて配給する制度。 ⇒わり‐あて【割当て】 わり‐あ・てる割り当てる】 〔他下一〕[文]わりあ・つ(下二) 全体をいくつかに分けて配分する。分けてあてがう。割りふる。割り付ける。「当番を―・てる」 わり‐いい破飯‥イヒ 米を小さくひきわって炊いた飯。 わり‐いし割石】 任意に割って一定の形状を持たない石材。 わり‐いっ‐て割り入って】 〔副〕 (→)「折り入って」に同じ。浄瑠璃、女殺油地獄「こちの人とも―相談」 わり‐いん割印】 (互いに連続していることを証するために)2枚の書面にまたがるように1個の印を捺すこと。また、その印。押切おしきり判。割判わりはんわり‐うち割打ち】 将棋で、飛車と金将、または金将と金将の間に斜め後方から銀将を打つこと。次に必ずどちらかを取れる形。 わり‐かえ割替え‥カヘ ①分割の仕方をかえること。割りなおすこと。 ②(→)割地わりち1に同じ。 わり‐がき割書】 ①本文の途中に2行に小さく注を書き加えること。また、その注。割注わりちゅう。 ②歌舞伎狂言や浄瑠璃の名題なだい、書名などの上に2行または数行に割って書かれた文句。

広辞苑 ページ 21232 での○藁を焚く単語。