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○上げ下げを取るあげさげをとる🔗🔉

○上げ下げを取るあげさげをとる 相手にうまく調子をあわせてとりつくろう。適当にあしらって処理する。洒落本、辰巳之園「なんだ、うぬらまで―な」 ⇒あげ‐さげ【上げ下げ】 あげ‐ざま上げ様】 上の方へあげるようにすること。上向き。保元物語(金刀比羅本)「むずとつかんで引きよせて―に、こみざしに三刀さいてゑいやつと」 あけ‐さ・る明けさる】 〔自四〕 (「さる」は移動する意)夜が明けてゆく。万葉集3「―・れば潮を干しむる」 あけし・い 〔形〕 生活や気分の上でのんびりするさま。気分のさっぱりするさま。浮世風呂3「かたツきし―・い間はねへはな」 あげ‐しお上げ潮‥シホ ①満ちてくる潮。干潮の極から満ちにむかう潮。差し潮。↔下げ潮。 ②比喩的に、物事が上向きに進む動き。盛んになっていく勢い。「―に乗る」 あげ‐じとみ上げ蔀】 上の方に吊りあげて開くようにした蔀。釣蔀つりじとみあけ‐しめ開け閉め】 戸や扉を開けることと閉めること。開けたり閉めたりすること。開け閉て。 あげ‐しょうもん上証文】 江戸時代、原告・被告が裁判の裁定に服するとき差し出した証文で、裁判の経過を請うけ証文より詳しく書いたものをいう。 あげ‐しろ上げ代】 苗代田なわしろだの最終の代掻しろかきあげ‐ず上げず】 間をおかないで。「三日に―」 あけ‐すけ (アケ(明)スケ(透)の意)つつみかくさないこと。ありのまま。「―に言う」「―な人」 あげ‐すど揚簾戸・揚簀戸】 上につきあげて開くようにつくった竹の編戸。 あけず‐の‐もん不開の門⇒あかずのもん あげ‐せん上げ銭・揚銭】 ①売上金。または、手数料。口銭。賃金。 ②芸娼妓を招く代金。揚代。 あげ‐ぜん上げ膳】 食膳を取り下げること。また、食膳をさしあげること。自分ではそのようなことをしなくてもすむような境遇にもいう。「―、据膳すえぜんあげ‐ぞこ上げ底】 (アゲソコとも)箱・桶などで、底を見かけよりも高く上げて作ったもの。比喩的に、実体以上に中身を多く見せかけてあること。 あけ‐そ・める明け初める】 〔自下一〕[文]あけそ・む(下二) 夜が明けはじめる。六帖詠草「―・むる峰のかすみの一なびき」 あげ‐た上田・高田】 高い場所にあって、水はけのよい水田。あげ。古事記「其の兄―を作らば」↔凹田くぼた あげ‐だい揚代】 芸娼妓を揚屋に呼んで遊ぶ代金。玉代ぎょくだい。揚銭。 あげ‐だか上げ高】 売上高うりあげだかあげ‐だし揚出し】 ①豆腐・茄子なすなどに、片栗粉をまぶして油で揚げた料理。特に、揚出し豆腐をいう。 ②東京上野にあった茶屋の名。 あげ‐だたみ上げ畳】 ①寝殿造の住宅で、両面に表と縁へりをつけ、畳の上に別に敷きかさねる厚い畳。貴人の座または寝所に用いる。御座。御座畳。 ②床下の抜け道。 あけ‐た・つ明け立つ】 〔自四〕 夜が明けて来はじめる。万葉集19「―・たば松のさ枝に」 あけ‐たて開け閉て】 戸や障子をあけたりしめたりすること。また、そのぐあい。 あげ‐だま揚げ玉】 ①近世の兜かぶとの頂上にある金物の名。上玉。 ②打毬だきゅうで、予定数の毬まりを早く毬門に入れた組が、勝利決定のしるしに最後に投げ入れる金色の毬。 ③てんぷらを揚げるとき油の中に散った衣のかす。天かす。 ④球状に作った薩摩揚げ。揚げボール。

広辞苑 ページ 239 での○上げ下げを取る単語。