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鹿の子餅     →鹿の子餅🔗🔉

鹿の子餅     →鹿の子餅   桃太郎  「むかしの桃太郎は、鬼が島へ渡り、もとで入らずに多くの宝を取(とつ)て来たげな。これほど手みじかな仕事はない。しかし犬と猿ときじが供(とも)をしたとある。おれもきやつらをこまづけるがよい」と、かの日本一(につぽんいち)の秬団子(きびだんご)をこしらへ、腰につけて行(ゆ)く。向ふの岩ばなに猿が出て居る。まづしてやつたりとうれしく、件(くだん)の団子ぶらつかせ行過(すぐ)るを、猿よびかけ、「おまへどこへござる」「おれか、おれは鬼がしまへたからを取りにゆく」「腰につけたは何でござる」「是(これ)は日本一のきびだんご」。猿うかぬ顔にて、「こいつうまくないやつだ」。

広辞苑 ページ 24017 での鹿の子餅     →鹿の子餅単語。