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漢人韓文手管始 →漢人韓文手管始🔗⭐🔉
漢人韓文手管始 →漢人韓文手管始
作次・千助「てうさじゃ、千歳楽(せんざいらく)じゃ、万歳楽(まんざいらく)じゃ、てうさじゃ
。」
名山「是はしたり、千助様(さん)、其様におだてずと、静(しずか)に歩いて下さんせいなア。」
千助「申(もうし)、太夫様(さん)、何でもはづみ切(きつ)た明神様の御祭礼。何(なん)ぞよい俄の趣向をと思ふて、上方ではやった男作(おとこだて)。私は是(これ)此様に獄門の庄兵衛。作次は黒船の忠右衛門。此形(なり)で俄の趣向。何とゑらふござりませふがな。」
作次「いやモウ、此国の明神様の御祭礼。参らぬ者は阿呆の内じゃ。」
為篠「それ
。祭礼を賑はしうするは、所繁昌の基(もとい)じゃといなア。」
千町「精出して信心すれば、御利生が有(ある)といなア。」
幾浦「取訳(とりわけ)て所の氏神様、何によらず願(がん)を懸ければ御利生が有(ある)といふて、丸山の廓中(くるわじゆう)からも太夫様(さん)方の参詣。」
唐琴「わたしらも俄の趣向をして、此様に出て来たが、常に似合(にあわ)ぬ名山様(さん)も一所(いつしよ)に参らしゃんしたは、扨(さて)はお前も何ぞ願ひがござんすな。」
名山「アイ、有(ある)段じゃござんせぬわいなア。此明神様の御祭礼は殿様(さん)のお役目なれば、外ならぬ私(わたし)が身の上。それじゃによってなア。」
女形皆々「アノ長様(ちようさま)に添(そい)たいといふ願(ねがい)かへ。」
名山「アイ、御推(ごすい)もじの通り。」




広辞苑 ページ 24019 での【漢人韓文手管始 →漢人韓文手管始】単語。