複数辞典一括検索+
和漢朗詠集 →和漢朗詠集🔗⭐🔉
和漢朗詠集 →和漢朗詠集
立春
吹(かぜ)を逐(お)うて潜(ひそ)かに開く 芳菲(ほうひ)の候を待たず
春を迎へて乍(たちま)ちに変ず 将(まさ)に雨露(うろ)の恩を希(ねが)はむとす
池の凍(こおり)の東頭(とうとう)は風度(わた)つて解く 窓の梅の北面は雪封(ほう)じて寒し 篤茂
年(とし)のうちに春はきにけりひとゝせを去年(こぞ)とやいはむ今年(ことし)とやいはむ 元方
柳気力(きりよく)なくして条(えだ)先づ動く 池に波の文(もん)ありて氷尽(ことごと)く開(ひら)けたり 白(はく)
今日(こんにち)知らず誰(たれ)か計会せし 春の風春の水一時(いつじ)に来(きた)る 上(かみ)に同じ
夜(よ)残更になんなむとして寒磬(かんけい)尽きぬ 春香火(こうか)に生(な)つて暁炉(ぎようろ)燃ゆ 良春道
袖ひぢてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらん 紀貫之
春立つといふばかりにやみよしのゝ山もかすみてけふはみゆらむ 忠岑
広辞苑 ページ 24134 での【和漢朗詠集 →和漢朗詠集】単語。