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塵芥集 →塵芥集🔗⭐🔉
塵芥集 →塵芥集
先々の成敗におゐては、理非を糺すにをよばず。今よりのちは、この状を相守り、他事にまじはるべからず。
20一 喧嘩・口論・闘諍(いさかい)のうへ、理非披露にあたはず、わたくしに人の在所へ差懸くる事、たとひ至極の道理たりといふとも、差懸け候かたの越度たるべし。
24一 親子兄弟の敵(かたき)たりとも、みだりに討つべからず。たゞしくだんの敵人、成敗終つてのゝち、配領中へ徘徊のとき、むて人走り合ひ、親の敵といひ、子の敵といひ、討つ事越度有べからざる也。
76一 地頭と百姓との間の事。代々の被官たりといふとも、人の百姓をふるのうへは、年貢所当の事、相定まるごとくこれを働くべし。無沙汰のときは、かの地けん余人に相渡すべきなり。然に由緒のよし申、権門をひきかち、かの在家に違乱いたすに付ては、成敗を加ふべきなり。
77一 百姓、地頭の年貢所当相つとめず、他領へ罷り去る事、盗人の罪科たるべし。仍(よつて)かの百姓許容のかたへ、申届くるのうへ、承引いたさず候はゞ、格護候族(やから)同罪たるべきなり。
〈日本思想大系21〉
広辞苑 ページ 24169 での【塵芥集 →塵芥集】単語。