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上米令     →上米🔗🔉

上米令     →上米 (享保七寅年七月)御旗本ニ召置かれ候御家人、御代々段々相増候。御蔵入高も先規よりハ多候得共、御切米御扶持方、其外表立候御用筋渡方ニ引合候ては、畢竟年々不足之事ニ候。然ども只今迄は所々御城米を廻され、或御城金ヲ以急を弁られ、彼是漸御取つゞきの事ニ候得共、今年ニ至て御切米等も相渡し難く、御仕置筋之御用も御手支之事ニ候。それニ付、御代々御沙汰之れなき事ニ候得共、万石以上之面々より八木(米)差上候様ニ仰付けらるべしと思召、左候ハねば御家人之内数百人、御扶持召放たるべきより外は之れなく候故、御恥辱を顧られず、仰出され候。高壱万石ニ付八木百石積り差上げらるべく候。且又此間和泉守ニ仰付けられ、随分僉議を遂げ、納り方之品、或新田等取立候儀申付候様ニとの御事候得共、近年之内には相調ひ難く之れ有るべく候条、其内年々上ヶ米仰付けらるニて之れ有るべく候。之れに依り在江戸半年充(あて)御免成され候間、緩々(ゆるゆる)休息いたし候様ニ仰出され候。(下略)                              〈御触書寛保集成〉

広辞苑 ページ 24172 での上米令     →上米単語。