複数辞典一括検索+

宇治拾遺物語     →宇治拾遺物語🔗🔉

宇治拾遺物語     →宇治拾遺物語 是も今は昔、越後国より鮭を馬におふせて、二十駄ばかり、粟田口より京へ追ひいれけり。それに粟田口の鍛冶がゐたる程に、いただきはげたる大童子の、まみしぐれて、ものむつかしう、おもらかにも見えぬが、此の鮭の馬(うま)の中に走りいりにけり。道はせばくて、馬何かとひしめきけるあひだ、此の大童子、走りそひて、鮭を二つひきぬきて、ふところへひきいれてんげり。さてさりげなくて走りさき立けるを、此の鮭に具したる男見てけり。走りさき立ちて、童のたてくびをとりて、ひきとどめて云ふやう、「わ先生(せんじよう)は、いかで此の鮭をぬすむぞ」といひければ、…

広辞苑 ページ 24285 での宇治拾遺物語     →宇治拾遺物語単語。