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竹取物語 →竹取物語🔗⭐🔉
竹取物語 →竹取物語
いまは昔、竹取の翁といふもの有りけり。野山にまじりて竹を取りつつ、よろづの事に使ひけり。名をば、さかきの造(みやつこ)となむいひける。その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。あやしがりて寄りて見るに、筒の中光りたり。それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり。翁いふやう、「我あさごと夕ごとに見る竹の中におはするにて、知りぬ。子となり給ふべき人なめり」とて、手にうち入れて家へ持ちて来ぬ。妻(め)の女にあづけて養はす。うつくしき事かぎりなし。いとおさなければ篭(こ)に入れて養ふ。
広辞苑 ページ 24299 での【竹取物語 →竹取物語】単語。