複数辞典一括検索+
日本永代蔵 →日本永代蔵🔗⭐🔉
日本永代蔵 →日本永代蔵
天道言(ものいわ)ずして、国土に恵みふかし。人は実あつて、偽りおほし。其の心(しん)は本(もと)虚にして、物に応じて跡なし。是、善悪の中に立て、すぐなる今の御代(おんよ)を、ゆたかにわたるは、人の人たるがゆへに、常の人にはあらず。一生一大事、身を過(すぐ)るの業、士農工商の外、出家・神職にかぎらず、始末大明神の御詫宣にまかせ、金銀を溜べし。是、二親の外に命の親なり。人間、長くみれば、朝(あした)をしらず、短くおもへば、夕におどろく。されば天地は万物の逆旅(げきりよ)、光陰は百代(はくだい)の過客、浮世(ふせい)は夢まぼろしといふ。
広辞苑 ページ 24302 での【日本永代蔵 →日本永代蔵】単語。