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風姿花伝 →風姿花伝🔗⭐🔉
風姿花伝 →風姿花伝
この口伝(くでん)に、花を知る事。先、仮令(けんりよう)、花の咲くを見て、万(よろず)に花と譬(たと)え始めし理を弁(わきま)うべし。抑(そもそも)花と言ふに、万木千草に於いて、四季折節に咲くものなれば、その時を得て珍らしき故に、翫(もてあそ)ぶなり。申楽(さるがく)も、人の心に珍らしきと知る所、即ち面白き心なり。花と、面白きと、珍らしきと、これ三つは同じ心なり。何れの花か散らで残るべき。散る故によりて、咲く頃あれば、珍らしきなり。能も住(じゆう)する所なきを、先(まず)花と知るべし。住せずして、余の風体(ふうてい)に移れば、珍らしきなり。
広辞苑 ページ 24305 での【風姿花伝 →風姿花伝】単語。