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慶安御触書 →慶安御触書🔗⭐🔉
慶安御触書 →慶安御触書
一 公儀御法度を怠り地頭代官の事をおろそかに存ぜず、扨又、名主、組頭をば真の親とおもふべき事。
一 朝おきを致し、朝草を刈り、昼は田畑耕作にかかり、晩には縄をない、たわらをあみ、何にてもそれぞれの仕事油断無く仕るべき事。
一 酒、茶を買ひ、のみ申す間敷候。妻子同前の事。
一 百姓は、衣類の儀、布、木綿より外は、帯、衣裏にも仕る間敷事。
一 少しは商心もこれ有りて、身上(しんしょう)持上げ候様に仕るべく候。
一 春秋、灸をいたし、煩ひ候はぬ様に常に心掛くべし。
右のごとくに、物毎に念を入れ、身持をかせぎ申すべく候。(中略)年貢さへすまし候得ば、百姓程心易きものはこれ無く、よくよく此の趣を心がけ、子々孫々迄申伝へ、能々(よくよく)身持をかせぎ申すべきもの也。
〈徳川禁令考〉
広辞苑 ページ 24317 での【慶安御触書 →慶安御触書】単語。