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おし・む【惜しむ・愛しむ】ヲシム🔗🔉

おし・む惜しむ・愛しむヲシム 〔他五〕 (形容詞ヲシを動詞化したもの) ①(手放さねばならないものを)捨て難く思う。愛着を持つ。名残惜しく思う。拾遺和歌集哀傷「いにしへは散るをや人の―・みけむ花こそいまは昔こふらし」。大鏡伊尹「父おとどにも劣らせ給はずこそ世人―・み奉りしか」。「別れを―・む」「行く春を―・む」 ②いとしく思う。深くめでる。いつくしむ。続後撰和歌集「―・むべき庭の桜は盛りにて心ぞ花にまづ移りぬる」 ③物惜しみする。出し惜しむ。古今和歌集「隣よりとこなつの花を乞ひにをこせたりければ、―・みてこの歌をよみて」。宇津保物語吹上下「涙雨の脚のごとくこぼる。帝より始め奉りて、声も―・まずなむ」。「骨身を―・まず働く」「協力を―・まない」 ④大事にする。尊重する。「名を―・む」「寸暇を―・む」

広辞苑 ページ 2786 での惜しむ単語。