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おそ・れる【恐れる・畏れる・怖れる・懼れる】🔗🔉

おそ・れる恐れる・畏れる・怖れる・懼れる】 〔自下一〕[文]おそ・る(下二) ①相手の力におされて、心がよわくなる。かなわないと思いこわがる。今昔物語集15「殺生を業として人に―・れられて」。「死も―・れない」 ②悪いことがおこるのではないかと気づかう。憂慮する。あやぶみつつしむ。今昔物語集15「ただ後世の事をのみ―・れけり」。「健康をそこなうことを―・れる」 ③うやまって近づかない。おそれ多く思う。恐懼きょうくする。今昔物語集11「昼は公に―・れ奉りて流所に居たり」。「神を―・れる」 ④(主に近世の用法)閉口する。まいってしまう。浮世風呂2「飲六さんの悪ふざけには―・れるねへ」 ◇一般には「恐」。畏敬・畏怖の意では「畏」も使う。恐怖・危懼などの意では「怖」「懼」も使う。 ○恐れをなすおそれをなす 恐怖をいだく。こわくなる。「値段の高さに恐れをなして寄り付かない」 ⇒おそれ【恐れ・畏れ・虞】

広辞苑 ページ 2811 での恐れる単語。