複数辞典一括検索+

おぼし‐め・す【思し召す】🔗🔉

おぼし‐め・す思し召す】 〔他五〕 (「思う」の尊敬語「おぼす」に「めす」を付けてさらに敬意を強めた語) ①お考えあそばす。お思いあそばす。宇津保物語吹上下「帝かぎりなくあはれと―・して」。「未熟者と―・してお許しください」 ②御寵愛なさる。伊勢物語「そのみこ、女を―・して、いとかしこう恵みつかう給ひけるを」 ③(その人の心情などを客観的に示す語を受けて)そういう顔つきをなさる。源氏物語須磨「心ぼそげに―・したる御気色もいみじうなむ」 ④連用形「おぼしめし」を、心のはたらきなどを表す動詞の上に付け、強い尊敬の意を加える。源氏物語桐壺「いかさまにかと―・しまどはる」

広辞苑 ページ 2971 での思し召す単語。