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かえり・みる【顧みる・省みる】カヘリミル🔗🔉

かえり・みる顧みる・省みるカヘリミル 〔他上一〕 ①もう一度来て見る。万葉集13「幸くあらばまた―・みむ志賀の韓崎」 ②背後をふりむいて見る。万葉集20「足柄のみ坂たまはり―・みず吾は越え行く」。平家物語7「平家うしろを―・みければ、白旗雲の如く差し上げたり」。「あとも―・みないで行く」 ③過去の事を思う。回想する。丹後風土記逸文「君、終に賤妾やっこを遺わすれずして、―・み尋ねむとならば」。「歴史を―・みる」 ④《省》反省する。新葉和歌集「日に三たびおろかなる身を―・みて仕ふる道も我が君のため」。「みずから―・みて恥じない行為」 ⑤気にかける。心配する。万葉集10「古ゆあげてし機はたも―・みず」。「危険を―・みず進む」「家庭を―・みる余裕がない」 ⑥なさけをかける。世話をする。源氏物語須磨「この殿の蔵人になし―・み給ひし人なれば」 ⇒顧みて他を言う

広辞苑 ページ 3381 での顧みる単語。