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あつ・い【暑い・熱い】🔗🔉

あつ・い暑い・熱い】 〔形〕[文]あつ・し(ク) ①空気や物の温度または体温が著しく高い状態、また、それに近づいたり触れたりした場合の感覚にいう。伊勢物語「時はみなづきのつごもりいと―・きころほひ」。宇津保物語嵯峨院「―・き火の中に住まふ心地して」。「―・い盛り」「―・いお茶」 ②(「身が熱い」の形で)せっぱつまった状態になる。苦しい。浄瑠璃、生玉心中「必ず用心さつしやれ、身が―・ければどのよな事仕様も知れぬ」 ③(主に「熱くなる」の形で) ㋐怒りで感情が激する。かっかする。東海道中膝栗毛3「北八水たまりの中へころげて、大きに―・くなり」。「―・くなりやすい性格」 ㋑物事に打ち込んでいる。夢中である。無事志有意「吉原の女郎より毎日毎日の文。…客も―・くなつて行く」 ㋒男女が非常に親密である。「お―・い仲」 ④もえ立つように激しく強い。「―・い思い」「―・い視線」 ◇「暑」は気温の場合に使い、「寒」に対する。他の場合は「熱」を使い、その対は「冷」。 ⇒熱いものが込み上げる ⇒暑き日

広辞苑 ページ 424 での暑い単語。