複数辞典一括検索+
か・る【借る】🔗⭐🔉
か・る【借る】
〔他五〕
(現代の共通語では「かりる」が普通。関西地方では現代も用いる)
①返す約束で、他人のものをある期間使用する。万葉集17「すすき押しなべ降る雪に屋戸―・る今日し悲しく思ほゆ」
②仮に他のものを代用する。まにあわせる。平家物語4「昔清見原の天皇のいまだ東宮の御時…少女おとめの姿をば―・らせ給ひけるなれ」
③他の助力・協力を受ける。
④(遊里語)
㋐相方の遊女を見立てるために呼びよせる。好色一代男2「七左衛門といふ揚屋に入りて―・るも心易く」
㋑すでに客のある遊女を別の座敷から呼ぶ。浄瑠璃、心中天の網島「紀伊国屋きいのくにやの小春さん―・りやんしよ」
⇒借る時の地蔵顔、済す時の閻魔顔
広辞苑 ページ 4273 での【借る】単語。