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きしつ‐の‐せい【気質の性】🔗🔉

きしつ‐の‐せい気質の性】 宋学の性説の一つ。北宋の張載が唱えたのに始まる。本然の性に対して、肉体を形づくる個別の気質に応じた後天的な性。人は気質によって悪に流れるから、これを純化して本然の性に返るべきだとした。朱子学はこの説を採る。明代には、この二分法を批判し、気質の性さえ正せばよいとする学説が興った。→本然の性 ⇒き‐しつ【気質】

広辞苑 ページ 4756 での気質の性単語。