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○豈図らんやあにはからんや🔗⭐🔉
○豈図らんやあにはからんや
どうしてそんなことを予測しようか。意外にも。思いがけず。
⇒あに【豈】
あに‐ぶん【兄分】
①かりに兄と定めて敬う人。兄貴。
②男色関係で年上の方の男。
アニマ【anima ラテン】
(生命・魂の意)
①(キリシタン用語)霊魂。ぎやどぺかどる「―を守り謹むべき事」
②〔心〕男性の心の奥に潜む女性的要素。ユングの用語。↔アニムス
アニマート【animato イタリア】
〔音〕発想標語。「活発に」「生き生きと」の意。
アニマティズム【animatism】
呪術・宗教の原初的形態の一つ。自然界の事物に霊的な力や生命力が秘められていると考え、この力を生活に取り込もうとする信仰。個々の事物に固有の霊的存在をみとめるアニミズムよりさらに前段階の個別化・人格化されない力への信仰としてマレット(R.Marett1866〜1943)が提唱。プレ‐アミニズム。マナイズム。
アニマリズム【animalism】
既成道徳を排斥し、動物的本能のままに生きることを主張する文学上の主義。
アニマル【animal】
①動物。
②転じて、非人間的な人。「エコノミック‐―」
⇒アニマル‐セラピー【animal therapy】
アニマル‐セラピー【animal therapy】
動物とのふれあいで病気を治す療法。動物介在療法。
⇒アニマル【animal】
アニミズム【animism】
呪術・宗教の原初的形態の一つ。自然界のあらゆる事物は、具体的な形象をもつと同時に、それぞれ固有の霊魂や精霊などの霊的存在を有するとみなし、諸現象はその意思や働きによるものと見なす信仰。タイラーが提唱。→アニマティズム
アニメ
アニメーションの略。
アニメーション【animation】
少しずつ動かした人形、または少しずつ変化させて描いた一連の絵などを一こまごとに撮影し、これを連続映写して動きの感覚を与える映画・テレビ技法。漫画・劇画映画・テレビ番組の制作に使用。また、その映画・テレビ番組。動画。アニメ。
アニュアル‐レポート【annual report】
企業や団体などの年次報告書。
アニュス‐デイ【Agnus Dei ラテン】
(「神の小羊」の意)
①キリストの贖罪しょくざい的称号。
②ミサ中の祈り。ミサ曲の中でも歌われる。
あに‐よめ【兄嫁・嫂】
兄の妻。
⇒あによめ‐なおし【兄嫁直し・嫂直し】
あによめ‐なおし【兄嫁直し・嫂直し】‥ナホシ
未亡人となった兄嫁を亡夫の弟と結婚させること。
⇒あに‐よめ【兄嫁・嫂】
アニリン【aniline】
分子式C6H5NH2 代表的な芳香族アミン。ニトロベンゼンを鉄くずと塩酸とで還元、または銅触媒で水素還元して製する。特有の臭気をもつ無色の液体。水にわずかに溶けて、弱い塩基性を示す。塩酸・硫酸などと結晶性の塩えんをつくる。染料・香料・医薬・合成樹脂などの原料として重要。アミノベンゼン。
⇒アニリン‐せんりょう【アニリン染料】
⇒アニリン‐ブラック【aniline black】
アニリン‐せんりょう【アニリン染料】‥レウ
①アニリンを原料とした染料の総称。
②(→)コールタール染料に同じ。
⇒アニリン【aniline】
アニリン‐ブラック【aniline black】
アニリンを酸化して製する黒色染料。木綿の染色に多く用いるほか、顔料・塗料にも使用。
⇒アニリン【aniline】
アヌイ【Jean Anouilh】
フランスの劇作家。社会の不純と対立する純粋な人間の悲劇を精妙な作劇法で描く。作「アンチゴーヌ」「ベケット」など。(1910〜1987)
アヌス【anus ラテン】
肛門。
あね【姉】
①同じ親から生まれた年上の女。実姉・異母姉または異父姉。伊勢物語「尼になりて―のさきだちてなりたる所へ行くを」
②義姉。
㋐妻の姉。
㋑夫の姉。
㋒兄の妻。
③女または嫁を親しんでいう称。
あね‐うえ【姉上】‥ウヘ
姉の尊敬語。
あねえ【姉え】
若い女を親しんでいう称。
あね‐おもと【姉御許】
姉の尊敬語。
あねがこうじ【姉小路】‥ヂ
姓氏の一つ。
⇒あねがこうじ‐きんとも【姉小路公知】
あねがこうじ‐きんとも【姉小路公知】‥ヂ‥
幕末の公家。三条実美さねとみと親交を結び、尊王攘夷派公家の中心人物として活躍。1862年(文久2)攘夷を督促するための勅使三条実美の副使として江戸城に登る。翌年御所から退出の途中暗殺される。(1839〜1863)
⇒あねがこうじ【姉小路】
あねがこうじしき【姉小路式】‥ヂ‥
室町時代の語学書。13巻。著者未詳。和歌の秘伝書で、初期の「てにをは」研究書。
あね‐かとく【姉家督】
長男があっても長女の方が年上ならば、この姉に婿養子を迎えて跡継ぎとする長子相続制。東北地方の農漁村の旧慣。家業に必要な労働力を確保するためといわれる。
あね‐がわ【姉川】‥ガハ
滋賀県東浅井郡を流れる川。伊吹山に発源、琵琶湖に注ぐ。1570年(元亀1)織田信長が浅井長政・朝倉義景を破った古戦場。
姉川
撮影:的場 啓
あね‐き【姉貴】
姉の尊敬語。親愛の意をこめて用いる。
あね‐ぎみ【姉君】
姉の尊敬語。
アネクドート【anecdote】
①小話。逸話。
②ブレジネフ時代のソ連で盛んになった政治諷刺小話。
アネクメネ【Anökumene ドイツ】
地球上で、人類が居住しない、または一時的にしか居住しない領域。↔エクメネ
あね‐ご【姉御・姐御】
①姉を敬って、あるいは親しんで呼ぶ称。
②博徒が親分・兄貴分の妻または女親分を敬って呼ぶ称。
⇒あねご‐はだ【姐御肌】
あね‐ごぜ【姉御前】
姉の尊敬語。
あねご‐はだ【姐御肌】
女親分のような、きっぷのいい女の気性。
⇒あね‐ご【姉御・姐御】
あねさき【姉崎】
姓氏の一つ。
⇒あねさき‐まさはる【姉崎正治】
あねさき‐まさはる【姉崎正治】
宗教学者。号は嘲風。京都生れ。東大教授。学士院会員。著「現身仏と法身仏」「わが生涯」など。(1873〜1949)
⇒あねさき【姉崎】
あね‐さま【姉様】
①姉の尊敬語。
②中年または若い主婦の尊敬語。
③姉様人形の略。
⇒あねさま‐ごと【姉様事】
⇒あねさま‐にんぎょう【姉様人形】
あねさま‐ごと【姉様事】
女児が姉様人形などを並べて遊ぶこと。あねさまごっこ。
⇒あね‐さま【姉様】
あねさま‐にんぎょう【姉様人形】‥ギヤウ
女児の玩具の一つ。縮緬ちりめん紙で髷まげをつくり、千代紙を折って作った花嫁姿の人形。あねさま。
きびがら姉さま(鳥取)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
串姉こ(秋田)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
五人姉さま(熊本)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
松山姉さま(愛媛)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
松江姉さま(島根)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
江戸姉さま(東京)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
讃岐姉さま(香川)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
遠賀姉さま(福岡)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
⇒あね‐さま【姉様】
あね‐さん【姉さん】
若い女性を親しんでいう語。
⇒あねさん‐かぶり【姉さん被り】
⇒あねさん‐にょうぼう【姉さん女房】
あねさん‐かぶり【姉さん被り】
女の手拭のかぶり方。手拭の中央を額にあて、左右の端を角を立てて後ろにまわし、その一端を頂上に折り返すだけ、またはそのすみを額のところに挟む。ねえさんかぶり。
⇒あね‐さん【姉さん】
あねさん‐にょうぼう【姉さん女房】‥バウ
(→)姉女房に同じ。
⇒あね‐さん【姉さん】
あね‐じゃ‐ひと【姉じゃ人】‥ヂヤ‥
姉である人。姉様。
あね‐じゅうと【姉姑】‥ジウト
夫の姉。
あね‐じょろう【姉女郎】‥ヂヨラウ
先輩格の女郎。
アネックス【annex】
付属の建物。別館。
あ‐ねったい【亜熱帯】
気候帯の一つ。温帯と熱帯との中間の地帯。おおよそ緯度20度から30度までの範囲。
⇒あねったい‐きこう【亜熱帯気候】
⇒あねったい‐こうきあつ【亜熱帯高気圧】
⇒あねったい‐じゅんかん【亜熱帯循環】
⇒あねったい‐はんりゅう【亜熱帯反流】
⇒あねったい‐りん【亜熱帯林】
あねったい‐きこう【亜熱帯気候】
亜熱帯地域の温暖な気候。
⇒あ‐ねったい【亜熱帯】
あねったい‐こうきあつ【亜熱帯高気圧】‥カウ‥
南北両半球の亜熱帯に発現し、四季を通じて存在する大規模な高気圧。日本の気候に影響する北太平洋高気圧もその一つ。
⇒あ‐ねったい【亜熱帯】
あねったい‐じゅんかん【亜熱帯循環】‥クワン
亜熱帯の海域に常に存在する大規模な海水の循環。北半球では時計回り、南半球では反時計回り。水面を吹く風によって生じ、表層から深さ1キロメートルに及ぶ。亜熱帯還流。
⇒あ‐ねったい【亜熱帯】
あねったい‐はんりゅう【亜熱帯反流】‥リウ
台湾付近の海域を亜熱帯循環と逆向きに流れる海流。
⇒あ‐ねったい【亜熱帯】
あねったい‐りん【亜熱帯林】
亜熱帯気候の地域に発達する森林。日本では四国・九州の南部や南西諸島・小笠原にあり、アコウ・ビロウ・ソテツ・ヘゴなどに代表される。
⇒あ‐ねったい【亜熱帯】
アネトール【Anethole ドイツ】
分子式C10H12O 芳香族エーテルの一つ。アニソールの誘導体。アニス油・ういきょう油の主成分。芳香のある無色の結晶。香料として食品・菓子・飲料物に用いる。
あね‐にょうぼう【姉女房】‥バウ
妻が夫より年上であること。また、その妻。あねかか。あねさんにょうぼう。
あねは‐の‐まつ【姉歯の松】
宮城県栗原郡金成町姉歯にあった松。伝説に、小野小町の姉または松浦佐用姫まつらさよひめの姉の墓の上の松という。伊勢物語をはじめ、古歌に多く詠まれた。
あね‐ぶん【姉分】
かりに姉と定めて敬う人。
あね‐むこ【姉婿】
姉の夫。
アネモネ【Anemone ラテン】
キンポウゲ科の秋植球根類。南欧原産。園芸品種が多く、茎は高さ約20センチメートル、葉は羽状に細裂。花は萼が花弁状で、白・淡赤・赤紫色など。3〜4月頃開花。塊根は不定形。アルメニアの国花。また、広くキンポウゲ科イチリンソウ属植物(その学名)でイチリンソウ・アズマイチゲ・ハクサンイチゲなどを含む。
アネモネ
提供:OPO
アネモメーター【anemometer】
(→)風速計。
アネロイド‐きあつけい【アネロイド気圧計】
(アネロイドaneroidはギリシア語「液体でない」に由来)気圧計の一種。薄い金属製容器の内部を真空にし、それが気圧変化によってふくらんだりへこんだりするのを「てこ」で指針に伝える。高度計としても用いる。空盒くうごう気圧計。
あ‐の【彼の】
[一]〔連体〕
(もと、アは代名詞、ノは格助詞)話し手から「あれ」と指せる位置にあるもの・ことにかかわる意。
①自分からも相手からも遠い位置にあることを指示する。竹取物語「―国の人を、え戦はぬなり」。「―前に立っている人」
②今の話題とは離れているが、自分も相手も知っている事柄にかかわる意。例の。「―事はどうした」「―頃はよかった」
[二]〔感〕
口語で、話を切り出す時やすらすら言えない時に挟む、つなぎの語。あのう。「―、ちょっとお尋ねしたいんですが」
アノア【anoa】
〔動〕スイギュウの一種。セレベス島北部のみに生息。小形で肩高1メートルほど。原始的な種で、体は黒色。山水牛。
アノア
提供:東京動物園協会
アノイアンス【annoyance】
騒音の影響を評価する指標の一つ。発生状況や聞き手の状態など、不快感をもたらす心理的な要因を評価する。→ノイジネス
あのう【賀名生】アナフ
奈良県五條市西吉野町の一地区。後醍醐・後村上・後亀山天皇の行宮あんぐうのあった所。古く「穴生」、1352年(文和1)「賀名生」と改めた。
アノード【anode】
電池や電気分解で電子が外部に流れ出す電極。電池では負極、電気分解では陽極にあたり、酸化反応が起こる。真空管では陽極を指す。↔カソード
あのく‐かんのん【阿耨観音】‥クワンオン
三十三観音の一つ。岩上に座して海を望む姿に表される。海上にて竜魚・諸鬼にあうとき、この観音を念ずるとその難をのがれ、波浪にも没しないという。
あのくだっ‐ち【阿耨達池】
〔仏〕(梵語Anavatapta無熱・清涼と訳す)閻浮提えんぶだいの中央にあるという想像上の池の名。竜王が住み、四つの河が流れ出し、閻浮提に注ぐという。無熱悩池。
あのくたら‐さんみゃく‐さんぼだい【阿耨多羅三藐三菩提】
〔仏〕(梵語anuttarā samyaksaṃbodhiḥ)最高の正しい悟りの意で、仏陀の悟りを指す。無上正等正覚。無上正遍知。
あの‐こ【彼の子】
〔代〕
(二人称)子供、特に遊里で禿かむろを呼ぶ時に用いる語。おまえ。錦之裏「―や、そこへしんぜろ」
あ‐の‐ごと【案の如】
推量通り。案のじょう。源氏物語蛍「げに―御心に染みにけり」
あの‐さん【彼の様】
〔代〕
(近世語)
①三人称の尊敬語。あのかた。浄瑠璃、冥途飛脚「これこれ―には逢ひともない」
②二人称の尊敬語。このかた。
あのつ【安濃津】
三重県津市の港の古称。博多津・坊津とともに中世の三箇津さんがのつの一つ。あののつ。
あのて‐このて【彼の手此の手】
いろいろ違えたやり方・手段。「―で攻める」
あ‐の‐と【足音】
あしおと。万葉集11「馬の―そわれに聞かする」
あの‐ね
〔感〕
親しい相手に話しかける時に注意を向けさせたり、話の間を作ったりするのに用いる語。「―、お母さん」
あの‐の‐もの‐の【彼のの物の】
何のかのと、文句を言ったり、噂をしたり、口説いたりすること。
アノフェレス【Anopheles ラテン】
〔動〕ハマダラカ類の属名。
アノマロカリス【Anomalocaris ラテン】
バージェス動物群やチェンジャン動物群を代表する化石種の一つ。既知の門に分類できないとされる。カンブリア紀としては最大級の捕食動物で、浅海に生息した。体長約0.6〜1メートル。
アノミー【anomie】
人々の欲求・行為の無規制状態。急激な社会変動に伴う社会規範の動揺や崩壊によって生じる。デュルケムの用語。
あの‐よ【彼の世】
死後の世界。来世。後世ごせ。「―に旅立つ」
⇒彼の世千日この世一日
あね‐き【姉貴】
姉の尊敬語。親愛の意をこめて用いる。
あね‐ぎみ【姉君】
姉の尊敬語。
アネクドート【anecdote】
①小話。逸話。
②ブレジネフ時代のソ連で盛んになった政治諷刺小話。
アネクメネ【Anökumene ドイツ】
地球上で、人類が居住しない、または一時的にしか居住しない領域。↔エクメネ
あね‐ご【姉御・姐御】
①姉を敬って、あるいは親しんで呼ぶ称。
②博徒が親分・兄貴分の妻または女親分を敬って呼ぶ称。
⇒あねご‐はだ【姐御肌】
あね‐ごぜ【姉御前】
姉の尊敬語。
あねご‐はだ【姐御肌】
女親分のような、きっぷのいい女の気性。
⇒あね‐ご【姉御・姐御】
あねさき【姉崎】
姓氏の一つ。
⇒あねさき‐まさはる【姉崎正治】
あねさき‐まさはる【姉崎正治】
宗教学者。号は嘲風。京都生れ。東大教授。学士院会員。著「現身仏と法身仏」「わが生涯」など。(1873〜1949)
⇒あねさき【姉崎】
あね‐さま【姉様】
①姉の尊敬語。
②中年または若い主婦の尊敬語。
③姉様人形の略。
⇒あねさま‐ごと【姉様事】
⇒あねさま‐にんぎょう【姉様人形】
あねさま‐ごと【姉様事】
女児が姉様人形などを並べて遊ぶこと。あねさまごっこ。
⇒あね‐さま【姉様】
あねさま‐にんぎょう【姉様人形】‥ギヤウ
女児の玩具の一つ。縮緬ちりめん紙で髷まげをつくり、千代紙を折って作った花嫁姿の人形。あねさま。
きびがら姉さま(鳥取)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
串姉こ(秋田)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
五人姉さま(熊本)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
松山姉さま(愛媛)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
松江姉さま(島根)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
江戸姉さま(東京)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
讃岐姉さま(香川)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
遠賀姉さま(福岡)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
⇒あね‐さま【姉様】
あね‐さん【姉さん】
若い女性を親しんでいう語。
⇒あねさん‐かぶり【姉さん被り】
⇒あねさん‐にょうぼう【姉さん女房】
あねさん‐かぶり【姉さん被り】
女の手拭のかぶり方。手拭の中央を額にあて、左右の端を角を立てて後ろにまわし、その一端を頂上に折り返すだけ、またはそのすみを額のところに挟む。ねえさんかぶり。
⇒あね‐さん【姉さん】
あねさん‐にょうぼう【姉さん女房】‥バウ
(→)姉女房に同じ。
⇒あね‐さん【姉さん】
あね‐じゃ‐ひと【姉じゃ人】‥ヂヤ‥
姉である人。姉様。
あね‐じゅうと【姉姑】‥ジウト
夫の姉。
あね‐じょろう【姉女郎】‥ヂヨラウ
先輩格の女郎。
アネックス【annex】
付属の建物。別館。
あ‐ねったい【亜熱帯】
気候帯の一つ。温帯と熱帯との中間の地帯。おおよそ緯度20度から30度までの範囲。
⇒あねったい‐きこう【亜熱帯気候】
⇒あねったい‐こうきあつ【亜熱帯高気圧】
⇒あねったい‐じゅんかん【亜熱帯循環】
⇒あねったい‐はんりゅう【亜熱帯反流】
⇒あねったい‐りん【亜熱帯林】
あねったい‐きこう【亜熱帯気候】
亜熱帯地域の温暖な気候。
⇒あ‐ねったい【亜熱帯】
あねったい‐こうきあつ【亜熱帯高気圧】‥カウ‥
南北両半球の亜熱帯に発現し、四季を通じて存在する大規模な高気圧。日本の気候に影響する北太平洋高気圧もその一つ。
⇒あ‐ねったい【亜熱帯】
あねったい‐じゅんかん【亜熱帯循環】‥クワン
亜熱帯の海域に常に存在する大規模な海水の循環。北半球では時計回り、南半球では反時計回り。水面を吹く風によって生じ、表層から深さ1キロメートルに及ぶ。亜熱帯還流。
⇒あ‐ねったい【亜熱帯】
あねったい‐はんりゅう【亜熱帯反流】‥リウ
台湾付近の海域を亜熱帯循環と逆向きに流れる海流。
⇒あ‐ねったい【亜熱帯】
あねったい‐りん【亜熱帯林】
亜熱帯気候の地域に発達する森林。日本では四国・九州の南部や南西諸島・小笠原にあり、アコウ・ビロウ・ソテツ・ヘゴなどに代表される。
⇒あ‐ねったい【亜熱帯】
アネトール【Anethole ドイツ】
分子式C10H12O 芳香族エーテルの一つ。アニソールの誘導体。アニス油・ういきょう油の主成分。芳香のある無色の結晶。香料として食品・菓子・飲料物に用いる。
あね‐にょうぼう【姉女房】‥バウ
妻が夫より年上であること。また、その妻。あねかか。あねさんにょうぼう。
あねは‐の‐まつ【姉歯の松】
宮城県栗原郡金成町姉歯にあった松。伝説に、小野小町の姉または松浦佐用姫まつらさよひめの姉の墓の上の松という。伊勢物語をはじめ、古歌に多く詠まれた。
あね‐ぶん【姉分】
かりに姉と定めて敬う人。
あね‐むこ【姉婿】
姉の夫。
アネモネ【Anemone ラテン】
キンポウゲ科の秋植球根類。南欧原産。園芸品種が多く、茎は高さ約20センチメートル、葉は羽状に細裂。花は萼が花弁状で、白・淡赤・赤紫色など。3〜4月頃開花。塊根は不定形。アルメニアの国花。また、広くキンポウゲ科イチリンソウ属植物(その学名)でイチリンソウ・アズマイチゲ・ハクサンイチゲなどを含む。
アネモネ
提供:OPO
アネモメーター【anemometer】
(→)風速計。
アネロイド‐きあつけい【アネロイド気圧計】
(アネロイドaneroidはギリシア語「液体でない」に由来)気圧計の一種。薄い金属製容器の内部を真空にし、それが気圧変化によってふくらんだりへこんだりするのを「てこ」で指針に伝える。高度計としても用いる。空盒くうごう気圧計。
あ‐の【彼の】
[一]〔連体〕
(もと、アは代名詞、ノは格助詞)話し手から「あれ」と指せる位置にあるもの・ことにかかわる意。
①自分からも相手からも遠い位置にあることを指示する。竹取物語「―国の人を、え戦はぬなり」。「―前に立っている人」
②今の話題とは離れているが、自分も相手も知っている事柄にかかわる意。例の。「―事はどうした」「―頃はよかった」
[二]〔感〕
口語で、話を切り出す時やすらすら言えない時に挟む、つなぎの語。あのう。「―、ちょっとお尋ねしたいんですが」
アノア【anoa】
〔動〕スイギュウの一種。セレベス島北部のみに生息。小形で肩高1メートルほど。原始的な種で、体は黒色。山水牛。
アノア
提供:東京動物園協会
アノイアンス【annoyance】
騒音の影響を評価する指標の一つ。発生状況や聞き手の状態など、不快感をもたらす心理的な要因を評価する。→ノイジネス
あのう【賀名生】アナフ
奈良県五條市西吉野町の一地区。後醍醐・後村上・後亀山天皇の行宮あんぐうのあった所。古く「穴生」、1352年(文和1)「賀名生」と改めた。
アノード【anode】
電池や電気分解で電子が外部に流れ出す電極。電池では負極、電気分解では陽極にあたり、酸化反応が起こる。真空管では陽極を指す。↔カソード
あのく‐かんのん【阿耨観音】‥クワンオン
三十三観音の一つ。岩上に座して海を望む姿に表される。海上にて竜魚・諸鬼にあうとき、この観音を念ずるとその難をのがれ、波浪にも没しないという。
あのくだっ‐ち【阿耨達池】
〔仏〕(梵語Anavatapta無熱・清涼と訳す)閻浮提えんぶだいの中央にあるという想像上の池の名。竜王が住み、四つの河が流れ出し、閻浮提に注ぐという。無熱悩池。
あのくたら‐さんみゃく‐さんぼだい【阿耨多羅三藐三菩提】
〔仏〕(梵語anuttarā samyaksaṃbodhiḥ)最高の正しい悟りの意で、仏陀の悟りを指す。無上正等正覚。無上正遍知。
あの‐こ【彼の子】
〔代〕
(二人称)子供、特に遊里で禿かむろを呼ぶ時に用いる語。おまえ。錦之裏「―や、そこへしんぜろ」
あ‐の‐ごと【案の如】
推量通り。案のじょう。源氏物語蛍「げに―御心に染みにけり」
あの‐さん【彼の様】
〔代〕
(近世語)
①三人称の尊敬語。あのかた。浄瑠璃、冥途飛脚「これこれ―には逢ひともない」
②二人称の尊敬語。このかた。
あのつ【安濃津】
三重県津市の港の古称。博多津・坊津とともに中世の三箇津さんがのつの一つ。あののつ。
あのて‐このて【彼の手此の手】
いろいろ違えたやり方・手段。「―で攻める」
あ‐の‐と【足音】
あしおと。万葉集11「馬の―そわれに聞かする」
あの‐ね
〔感〕
親しい相手に話しかける時に注意を向けさせたり、話の間を作ったりするのに用いる語。「―、お母さん」
あの‐の‐もの‐の【彼のの物の】
何のかのと、文句を言ったり、噂をしたり、口説いたりすること。
アノフェレス【Anopheles ラテン】
〔動〕ハマダラカ類の属名。
アノマロカリス【Anomalocaris ラテン】
バージェス動物群やチェンジャン動物群を代表する化石種の一つ。既知の門に分類できないとされる。カンブリア紀としては最大級の捕食動物で、浅海に生息した。体長約0.6〜1メートル。
アノミー【anomie】
人々の欲求・行為の無規制状態。急激な社会変動に伴う社会規範の動揺や崩壊によって生じる。デュルケムの用語。
あの‐よ【彼の世】
死後の世界。来世。後世ごせ。「―に旅立つ」
⇒彼の世千日この世一日
広辞苑 ページ 488 での【○豈図らんや】単語。