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くださ・る【下さる】🔗⭐🔉
くださ・る【下さる】
[一]〔他五〕
(下二段活用が近世以後四段活用化したもの)
①お与えになる。下賜なさる。狂言、墨塗「太郎冠者を御使にも―・らぬものを」。「陛下がお言葉を―・った」
②いただく。頂戴する。特に、飲食物をいただくの意で、「食う」「飲む」をへりくだって言うのにも使われる。狂言、唐相撲「お暇を―・らうずる」。東海道中膝栗毛5「ハイ酒は好きで、一升酒を―・ります」
③(動詞の連用形に助詞「て」を伴ったもの、または、動詞の連用形に「お」を冠したものなどに付いて)動作の主体に対して敬意を表し、その動作によって恩恵をうけることを意味する語。狂言、餅酒「よろしう仰せあげられて―・りませ」。東海道中膝栗毛5「どふぞこれへお出―・りませ」。「先生が読んで―・る」「早速御承知―・ってありがとうございました」
[二]〔他下二〕
⇒くだされる(下一)
広辞苑 ページ 5636 での【下さる】単語。